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第24回日本歯科医学会学術大会、開催概要決まる

2021年6月号掲載

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学会 2021年6月号掲載

第24回日本歯科医学会学術大会、開催概要決まる

日本歯科医学会記者会見

記者会見に臨む会頭の住友雅人氏。
記者会見に臨む会頭の住友雅人氏。
 4月22日(木)、歯科医師会館において、第24回日本歯科医学会学術大会(日本歯科医師会、日本歯科医学会主催)に関する記者会見が開催された。

 本学術大会は、歯科医学の科学および技術の研究成果を総合的に普及・開発することを目的に、4年に1度開催されている歯科界最大の学術大会である。今回はきたる9月23日(木)から25日(土)の3日間にわたり、パシフィコ横浜(神奈川県)において「逆転の発想 歯科界2040年への挑戦」をメインテーマに掲げ、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮しオンラインにて開催される(併催行事である日本デンタルショー2021はパシフィコ横浜展示ホールにて開催予定)。なお今回は、大会終了後約1か月のオンデマンド配信を行う新形式が採用される。

 会見ではまず、会頭である住友雅人氏(日本歯科医学会会長)より挨拶ならびに本学術大会開催の意義について説明がなされた。

 その後、準備委員長の松村英雄氏(日本歯科医学会副会長)による概要説明や、学術部会長の川口陽子氏(同会副会長)より今回の学術プログラムは43の専門分科会・認定分科会と地区歯科医師会からの公募にて、多くの演題(公募セッション20演題、シンポジウム25演題、e-テーブルクリニック35演題、 e-ポスターセッション456演題)が集まったことが発表された。また、川口氏よりオンデマンド配信を採用することのメリットなど、最新の情報交換ができる学術プログラムであることが強調された。

 最後に、事務局長の小林隆太郎氏(日本歯科医学会総務理事)より開会講演・公開講演の概略について説明がなされた。初日23日には、小泉進次郎氏(環境大臣)による開会講演1「命と健康を脅かす気候変動を食い止めよう」、松村真宏氏(大阪大学大学院経済学研究科教授)による開会講演2「仕掛学~人を動かすアイデアのつくり方~」、最終日25日には、池上 彰氏(ジャーナリスト)による公開講演「ニュースから世界を見る」が開催される予定であることが発表された。