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設立50周年記念式典を開催、新コンセプトも発表

2021年6月号掲載

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設立50周年記念式典を開催、新コンセプトも発表

日本歯磨工業会

開会挨拶を行う会長の濱 逸夫氏(写真提供:日本歯磨工業会)。
開会挨拶を行う会長の濱 逸夫氏(写真提供:日本歯磨工業会)。
 5月11日(火)、日本歯磨工業会設立50周年記念式典がオンラインにて開催された。日本歯磨工業会(濱 逸夫会長)は、国民の口腔衛生の普及・向上に寄与するとともに、健康産業として歯磨きおよび関連業界の発展をはかることを目的とした団体である。

 開会後、濱会長は挨拶の中で「日本人の平均寿命と健康寿命の差は縮まる傾向にあるものの依然として大きい」と述べ、本会の「使命」は歯と口の健康を通じて人々の快適な生活の実現と健康寿命の延伸に貢献することと強調。加えて2018年に発表した「ビジョン」として、①オーラルケア情報と手段を提案する、最も身近な存在②口腔セルフケアの新たな可能性を開拓・提案する存在③世界の口腔衛生の発展に貢献する存在④行政、業界諸団体と協働し、健康づくりに貢献する存在⑤快適な生活を支えるために、環境に配慮する存在――の5つ挙げ、最後に今後も乳幼児期から高齢期までのすべてのライフステージにおける口腔衛生の普及と、日常生活の中により良い習慣の浸透に努め、国民の健康増進・健康寿命の延伸に貢献したいと語った。

 また毎年開催している「歯と口の健康週間」(6月4日から10日まで)を展開するにあたり、本会設立50周年を記念し、新コンセプトメッセ―ジ「歯みがきで心と体を健やかに」を策定したこともあわせて発表された。