口腔細菌と全身疾患の関連を追究する研究者
顔
2021年5月号掲載
産学連携で長期的な視点を共有して課題を解決したい 産学連携の重要性が叫ばれて久しい。2021年1月、その実態を把握する文部科学省の調査結果が公表され、全国の大学や専門学校などが2019年度に民間企業から受け入れた研究資金は、過去最高の約1,185億円となった。企業と大学の研究者が連携する「共同研究講座」が増え、大阪大学は東京大学に次ぐ第2位となっている。その1つに仲野和彦氏(大阪大学小児歯科学教室)が立ち上げた「口腔全身連関学共同研究講座」がある。本欄では、氏にその開設の経緯と同講座での研究についてうかがっ...