新聞クイント2010年5月(お試し版)
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2010年5月10日(月) 第173号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビルTEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 E-mail : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部210円(税込) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料:2,520円(税込・送料別)QUINT新聞新聞新聞20105毎月1回10日発行第173号平成22年5月10日歯科のコミュニケーションサイトいますぐユーザー登録をしてさまざまなサービスをぜひご利用ください!http://www.quint-j.co.jp/「歯科の未来のために医科・科学・学術との架け橋を目指したい」小川隆広UCLA歯学部准教授(終身教授位)26 7 Dental Show2010九州デンタルショー開催!!【会期】2010年6月12日(土)、13日(日)【会場】マリンメッセ福岡 第103回歯科医師国家試験の結果が発表され、新たに2,408人の歯科医師が誕生した。歯科医師過剰が叫ばれるなか、日本における人口10万対の歯科医師数は世界的に見ても平均的といえる。にもかかわらず、歯科医師過剰による低収入などの報道が散見され、歯科医師という職業に「夢」を抱く若者が激減している。これらの問題は、歯科医療が正当な評価を受けていないことに尽きる。 私立歯科大学・歯学部への志願者は、1996年には約15,000人であったが、現在は約5,000人にまで減少した。次世代の歯科界を担う歯科医師を養成し、「歯科医師の質」の確保が重要なのであれば、多くの志願者の中から選抜する必要がある。しかし、志願者の減少によって、質を確保するための定員割れをも決断せざるを得ず、さらには志願者の確保のために歯科医療の将来の「夢」についてまで国民に広報しなければならない状況にある。 したがって、入学者減少による需給問題の解決は看過できず、今回から新基準で実施された国試による歯科医師数の調整も「資格試験」としての意義を逸脱し、合格基準の公平性・公正性を欠いている。 身内から出される歯科医師過剰感は、歯科医師養成機関だけが解決すべき問題でなく歯科界全体で解決すべき問題であり、その「数と質」の問題解決を論議する前に、歯科医療に対する本質的な評価を得ることが優先課題ではないだろうか。 (安井利一)2 3 ニュース日技、第91回代議員会を開催/第103回歯科医師国家試験、合格率69.5%/日本歯科医用画像診断支援協会、設立記者会見を開催/日本歯科CAD/CAM学会、設立総会・記念学術講演会を開催4 トピックス「歯科医療従事者ができる 子ども虐待への対応」 髙野直久12 インフォメーション新製品情報/歯学書ドットコムモバイル版オンラインショップ ほか日歯、定例会見を開催「国立がんセンターとの連携事業に関する運営委員会(仮称)」を設置国立がんセンターとの連携事業に期待高まる 3月25日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 大久保会長は、会務1年間を振り返るなかで診療報酬改定の4月以降の結果に期待を寄せた。また、さる2月17日(水)に行われた長妻 昭厚生労働大臣の所信表明について、3月23日付けで所信表明に関する意見文書を提出したことが報告され、「社会保障を『コスト』から『未来の投資』と捉えている発想にたいへん共感している」と、地方の事例を交えながら所信表明への賛同の意を示した。 引き続き、村上恵一専務理事より平成22年度の新事業として日歯も注目している「国立がんセンターとの連携事業に関する運営委員会(仮称)」を設置することが報告された。本事業は、日歯と国立がんセンターが連携し、がん患者(口腔がんを除く)の治療前後の口腔ケアを継続して行い、がん治療の合併症などの予防・軽減や安心して歯科治療を受けることができる社会基盤を構築するためのもの。すでに静岡がんセンターなどのがん治療における口腔ケアの成果も出されていることから、実現可能なモデルを作成し協定を締結したい考え。 また、「会員歯科診療所ホームページのガイドライン」を作成したことも報告された。本ガイドラインは、昨今のインターネットの普及にともない、各歯科医療機関のホームページについて自主規制を図るためのもので、基本的遵守事項や個人情報保護、広告規制との関係などが記載されている。 その後、柳川忠廣常務理事より、3月15日付けの読売新聞に「外国人歯科医師の就労期限撤廃」に関する記事が掲載されたことについて報告がなされた。法務省が示す「第4次出入国管理基本計画」の原案では現行6年以内であった外国人歯科医師の就労期限が撤廃される見通しだが、柳川常務理事は「日本の歯科医師免許を取得する外国人歯科医師は毎年数名程度。ただちに需給に影響することはない」と見解を示した。 また、日歯が協賛している日本財団(笹川陽平会長)の「TOOTH FAIRYプロジェクト(歯科撤去金属リサイクルプロジェクト)」の平成22年度寄付金合計が約4,000万円となったことが報告された。そのうちの約3,000万円がミャンマー連邦シャン州に10校の学校建設、地域開発収益事業支援や農業改良普及の各プロジェクト活動に充てられるとのこと。政 治13 Interview「CEREC meets GALILEOS」Jost C. Fischer CEO 提供:シロナデンタルシスムズ株式会社第6回日本国際歯科大会【期日】2010年10月8(金)~10日(日)【会期】パシフィコ横浜早期割引① 早期割引① 締切迫る!!締切迫る!!(2010年5月31日まで)(2010年5月31日まで)今なら今なら8,000円8,000円※※お得!お得!※ 早期割引①を適用し、当日申し込みと比べた場合の最大割引額。詳細はwww.quint-j.co.jpにて

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