新聞クイント2010年6月(お試し版)
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2010年6月10日(木) 第174号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビルTEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 E-mail : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部210円(税込) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料:2,520円(税込・送料別)QUINT新聞新聞新聞20106毎月1回10日発行第174号平成22年6月10日「本学の信頼回復とブランド力の向上に全力で取り組む」佐藤貞雄神奈川歯科大学学長26 7 特別企画第28回日本顎咬合学会学術大会開催!!【会期】2010年6月12日(土)、13日(日)【会場】東京国際フォーラム 歯科医療が今まで以上に国民の長寿健康に貢献するためには、患者とのコミュニケーション、検査、診査・診断、治療計画立案、手術支援、補綴物の製作、予後管理などを含めた多くの分野で歯科のデジタル化、すなわち「Digital Dentistry」が必要になりつつある。とくに患者に提供する補綴物には、素材の安全性や高精度・高品質が求められ、CAD/CAMシステムの導入がめざましい。 一方、わが国では歯科技工士が激減し、近い将来の歯科医療の方向性が危惧されているが、CAD/CAMシステムは、新素材の適用、作業環境の改善、生産性の向上、品質管理の保証などにより、歯科技工士の専門性を向上させる可能性を秘めている。 現在、CAD/CAMシステムは国内外多数のシステムが導入され、臨床応用されている。普及を加速させるためには、ネットワークの推進やシステムの互換性、材料の開発などが必要である。さらに、歯科医療経済の検討や歯科医療行政への働きかけも必要になる。また、大学や歯科技工士専門学校の現場はもとより、継続学習の一貫としてCAD/CAMシステムを運用するための教育プログラムの開発も急務である。 さる3月28日に正式に発足した日本歯科CAD/CAM学会では、Digital Dentistryを日本の歯科医療に普及させ、国民の健康に貢献するために歯科医療にかかわる臨・学・産の連携を強力に進めていく。 (宮崎 隆)2 3 ニュース日技、第92回代議員会(臨時)・臨時総会を開催/「第4回よい歯と食育大賞」魔裟斗さん、安田美沙子さん受賞/臨床ゲノム医療研究会、発足記念プレスセミナーを開催/歯の健康シンポジウム開催4 トピックス「3Dプリンタが変える 近未来のデンタルラボシステム」 株式会社DICO12 13 インフォメーション新製品情報/研修会&セミナー情報第6回日本国際歯科大会【会期】2010年10月8(金)~10日(日)【会場】パシフィコ横浜早期割引② 早期割引② 適用中!!適用中!!(2010年9月30日まで)(2010年9月30日まで)今なら今なら7,000円7,000円※※お得!お得!※ 早期割引②を適用し、当日申し込みと比べた場合の最大割引額。詳細はwww.quint-j.co.jpにてhttp://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の雑誌・書籍は、「歯学書.COM」にてご購入いただけます。「歯学書.COM」 モバイル版はこちらのQRコードよりアクセスしてください→日歯、定例会見を開催日歯共済事業、新公益法人の移行に高いハードル 4月22日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 席上、大久保会長は平成24年の診療・介護報酬の同時改定について、「高齢社会を迎えたなかでの歯科医療の方向性について、すでに委員会を立ち上げて医療連携も含めて議論を進めている」と述べ、次期執行部への引き継ぎを含めた組織の継続性を強調した。 また、平成17年の保険業法改正で事業継続が困難になっている福祉共済について触れ、今国会で保険業法が再改正される見込みであることから、「保険業法では抱えることができなかった福祉共済事業を抱えることが可能になる道が開けてきた」と述べた。ただし公益法人制度改革については、日歯が公益認定を受けるためには公益目的事業比率が50%以上という要件が求められるため、「新公益法人に移行するためのハードルをどう越えていくかが新たな課題だ」とし、今後は外部の動きも見ながら議論・準備を進めていく意向を示した。 なお、村上恵一専務理事より「福祉医療機構」の存続に関する要望書を4月16日付けで小沢一郎氏(民主党幹事長)に提出したことが報告された。 4月23日(金)、歯科医師会館において、日本歯科医師連盟(堤 直文会長)による定例記者会見が開催された。 堤会長は、冒頭の挨拶のなかで同日開催された第1回理事会の内容に触れ、いわゆる口腔保健法の流れについて石井みどり氏(参議院議員)から説明がなされたことや、現在、民主党と自民党のすり合わせを行っている段階であることが報告された。また、きたる7月実施予定の第22回参議院議員選挙への対応についての協議、参議院比例区の民主党公認となった西村まさみ氏(東京都開業)の会合計画の進捗状況や今後の予定が示された。 高木幹正理事長は、西村氏の会合計画について、「公示前までに全国一周したい。会合計画は順調に進んでいる。今後も効果的な支援活動を続けていく」と述べた。 記者団から、「口腔保健法については民主党も今国会に法案を提出する動きがある」との質問について、堤会長は、「自民党は議員立法で法案を参議院に提出するとうかがっている。日本歯科医師会が作成した原案をもとに、できれば民主・自民両党が了解したうえで民主党と共同提案でお願いしたい」との考えを示した。 日歯連盟、定例会見を開催超党派による口腔保健法案提出の考えを示す政 治政 治

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