新聞クイント2012年5月(お試し版)
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2012年5月10日(木) 第197号1 今月のニュース学 会新製品開発型企業として、皆様の「笑顔」のために貢献したい根來紀行株式会社松風 取締役社長2毎月1回10日発行第197号平成24年5月10日20125日本医学会総会のように、日本歯科医学会総会が開催される年は各分科会も同じ会期で一堂に会して学術大会を開催することを検討すべきだ」と述べた。また、歯科界の大部分を占める開業歯科医の目線を重視したプログラム構成になっていることを強調。地元歯科医師会(大阪府歯科医師会および近畿北陸地区歯科医師会)の協力のもと、歯科医療従事者だけでなく国民に対して歯科医療の重要性を発信するために、公開フォーラムや府県民参加のイベントを企画していることも紹介された。 なお、詳細については第22回日本歯科医学会総会のホームページ(http://www.jads.jp/22ndGM/)をご参照していただきたい。ム5題、講演10題、シンポジウム16題、歯科技工士・歯科衛生士セッション各1題、テーブルクリニック47題、ポスターセッション130題)の他、公開フォーラムや府県民イベントなど、数多くのプログラムが予定されている。なお、開会講演は山中伸弥氏(京都大学iPS細胞研究所所長)による「iPS細胞研究の進展」が予定されている。 会場では、川添堯彬会頭(大阪歯科大学理事長・学長)による挨拶が行われ、その中で今回初の試みとなる「分科会プログラム」が企画されていることについて述べた。「分科会プログラム」は、日本歯科医学会の専門分科会と認定分科会の23学会が独自に運営するもの。川添会頭は、「将来的には 4月10日(火)、歯科医師会館において、第22回日本歯科医学会総会の準備状況に関する第1回記者会見(第22回日本歯科医学会総会準備委員会、主幹校:大阪歯科大学、川添堯彬会頭)が開催された。日本歯科医学会総会は4年に一度開催される歯科界最大の学術大会であり、第22回目となる今回は、きたる11月9日(金)から11日(日)までの3日間、大阪国際会議場(グランキューブ大阪)およびインテックス大阪において開催される。大阪市で開催されるのはじつに21年ぶり。本総会のメインテーマは「お口の健康 全身元気―各世代の最新歯科医療―」とし、学術プログラム(開会講演1題、国際セッション・シンポジウ第22回日本歯科医学会総会、11月に大阪で開催山中京大教授が開会講演||臨時記者会見より準備状況について説明する川添堯彬会頭。http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。©QPCん治療の全体像を学び、口腔とがん治療との関連性の理解が必須である。地域の歯科医師会には、早急にがん診療施設と協議し、日歯・国がんの連携事業を早急に導入できるよう働きかけていただきたい。 超高齢社会を迎え、私たち歯科医療従事者はさまざまな全身疾患を抱えた患者の口腔管理が求められている。が 平成24年度診療報酬改定において、がん患者の口腔管理について「周術期口腔機能管理」に関する項目が新設された。今回の新設は、国が掲げる「チーム医療の推進」によって地域の歯科医療機関が病院のがんチーム医療の一員となり、がん患者を口から支えてほしいという期待と願いが込められている。けっして開業歯科医にとって無縁のものではないことを強調したい。 病院や開業歯科ではちょっとした混乱が起きていると聞くが、厚生労働省が示す連携図の原型は、2010年9月よりスタートしている日本歯科医師会と国立がん研究センターによる「がん患者歯科医療連携事業」である。 医療連携のためには、歯科医側もがん治療に携わる医師や看護師の間では、「歯科の介入なしではがん治療の質を担保できない」とまで認識が広がっている。今こそがんを皮切りに糖尿病、脳卒中などの疾患に歯科医療が貢献することや医科との連携が国民から評価されれば、歯科医療に対する信頼を獲得でき、ひいては歯科界全体の活性化にもつながると確信する。(大田洋二郎・静岡県立静岡がんセンター歯科口腔外科)開業歯科医に求められているチーム医療への参画6 7 特別企画第30回日本顎咬合学会学術大会・総会開催!!【会期】2012年6月9日(土)、10日(日)【会場】東京国際フォーラム新連載「あるべき専門医療を実現する」熊谷直大11連 載「ザ・資格」世川晶子5「1分間コラム」山根源之8インフォメーション「新製品情報」 8「第2 回インプラント・CAD/CAMミーティング」開催決定のお知らせ10

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