新聞クイント2012年6月(お試し版)
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2012年6月10日(日) 第198号2佑一氏(元佐賀県歯科医師会常務理事)/五十嵐 勇氏(元山形県歯科技工士会会長)/井上恒雄氏(元日本歯科用品商協同組合連合会副会長)■瑞宝章受章者【瑞宝中綬章】上羽隆夫氏(明海大学名誉教授)/上原 進氏(日本大学名誉教授)/大橋 靖氏(新潟大学名誉教授)/梶山 稔氏(九州歯科大学名誉教授)【瑞宝小綬章】金子 克氏(岩手医科大学名誉教授)/内田 稔氏(元日本歯科大学新潟短期大学学長)/成瀬 悟氏(福岡歯科大学名誉教授)【瑞宝双光章】藤本 登氏(元学校歯科医)/加藤 裕氏(元学校歯科医)/齋藤 保氏(現学校歯科医)/今岡久氏(現学校歯科医)/佐藤 惇氏(元学校歯科医)/井下博文氏(現学校歯科医)/石田龍佑氏(現学校歯科医)/渡邉英人氏(現学校歯科医)/眞喜屋 剛氏(現学校歯科医)■褒章受章者【藍綬褒章】福島善彦氏(元高知県歯科医師会副会長)/高橋勝美氏(現日本歯科材料工業協同組合理事長) (日歯資料より) 今月のニュース さる4月28日(土)、29日(日)、政府は平成24年春の叙勲・褒章を発表した。以下に歯科関係の受章者を示す。■旭日章受章者【旭日小綬章】堤 直文氏(元日本歯科医師会副会長)【旭日双光章】小野田睦夫氏(元胆江歯科医師会会長)/小松公博氏(元山形県歯科医師会副会長)/鈴木 尚氏(元福島県歯科医師会常務理事)/髙﨑 今月のニュース平成24年春の叙勲・褒章歯科界・関係者37名が受章日本歯内療法学会の「顔」赤峰昭文九州大学大学院歯学研究院歯科保存学研究分野教授歯内療法の成功率を高めることができるようにサポートしたい 歯科医師の真骨頂といっても過言ではない歯の根を残すための歯内療法。しかし、現在の皆保険制度下における歯内療法は、技術の困難さと治療にかかる時間をみてもけっして評価されているとはいえないのが現状だ。2012年1月より日本歯内療法学会の会長に就任した赤峰昭文氏は、歯内療法の重要性をどのように発信していくのか。同氏に学会の果たす役割についてうかがう。赤峰:昨今の歯科界は、経営安定のためのセミナーやチラシが散見されたり、また欠損補綴の選択肢としてのインプラント治療のデメリットがクローズアップされたりする状況です。 歯内療法は、補綴のための土台づくりではなく、歯髄や根尖部歯周組織の疾患を治し、歯を残すための治療法です。当学会としては、会員が確実な診査診断能力やより高度な治療能力を養うための努力を続け、臨床および研究の面からも歯内療法の成功率を高めることができるようにサポートしなければならないと思っています。歯内療法の成功率が高まることによって患者さんによる口コミも広がり、増患対策などは必要なくなるでしょう。また、現行制度の歯内療法に関する再評価にもつながると思っています。 事実、歯内療法をしっかり行っている診療所は、多くの患者さんが訪れています。歯内療法は疼痛との関係性が深いだけに、治療の成功率が患者さんとのより良い信頼関係を築くベースになると考えています。もちろん、患者さんとのより良い信頼関係を構築するためには、歯科医師の生涯学習は必要不可欠となります。 そこで当学会では、独自の認定臨床研修として、多くの若い先生方が歯科医院に勤務する日本の現状に鑑み、認定研修機関以外の歯科医院の勤務医や、大学病院の勤務医にも専門医取得の道を開くために履修コースを開設しています。また、認定研修施設の条件を緩和し、指導医のいる診療所で諸条件を満たす一般診療所も認定施設として認めるシステムをとっています。さらに、毎年1回開催される専門医セミナーは、専門医以外の先生方も参加できるシステムになっており、より広い研鑽の場を提供しています。基礎から臨床まで幅広く勉強ができる機会として、専門医以外の先生方の参加は年々、増加しています。 国民に対しては、「歯は一生の友達 根は一生の支え」をキャッチフレーズに、メディアやマスコミなどを通じて歯内療法の重要性を積極的に発信・アピールしていきたいと考えています。 最後に、きたる6月16日、17日の2日間、日経ホール(東京都)において第33回日本歯内療法学会学術大会・総会が「歯内療法の未来を考える」をメインテーマに開催されます。会員の皆様方のご参加をよろしくお願い申し上げます。大 学叙勲・褒章康史氏(元茨城県歯科医師会理事)/秋山博右氏(元栃木県歯科医師会専務理事)/中島拓治氏(元朝霞地区歯科医師会会長)/田村行雄氏(元茂原市長生郡歯科医師会会長)/畑田徹三氏(元東京都牛込歯科医師会会長)/渡辺三雄氏(元日本歯科医師会常務理事)/西野一紘氏(元神奈川県歯科医師会副会長)/岡部俊穗氏(元山梨県歯科医師会副会長)/嘉ノ海昭吾氏(元兵庫県歯科医師会副会長)/井上裕之氏(元島根県歯科医師会理事)/水野良行氏(元呉市歯科医師会会長)/有本利兵衛氏(元豊前築上歯科医師会会長)/高森あかみね・あきふみ1974年、九州大学歯学部卒業。1989~1990年、ワシントン大学(米国)留学。1994年、九州大学歯学部歯科保存学第二講座教授。2000年、同大学大学院歯学研究院口腔機能修復学講座歯内疾患制御学研究分野教授。2002~2003年、総長補佐。2005~2008年、同大学院歯学研究院長。2009年、同大学院口腔機能修復学講座歯科保存学研究分野教授。(山田良広教授)の身元確認作業などで貢献している。また、震災後には同大学が所在する横須賀市と防災協定を結ぶなど、災害に対して大学としての役割を積極的に果たしている。とくに活断層の集中地帯といわれる横須賀市は、東日本大震災の影響によって地震発生の確率が大きく高まっていると報告されていることから、災害時の歯科医療のあり方を総合的に研究することや災害時に高い実践能力を備えた歯科医療従事者の養成を目指すため、災害医療歯科学講座を新設した。 同講座は、大学院歯学研究科の取り 神奈川歯科大学大学院歯学研究科(李 昌一研究科長)は5月15日(火)、日本初となる災害医療歯科学講座を新設したことを発表した。 神奈川歯科大学(鹿島 勇理事長、佐藤貞雄学長)は東日本大震災において、附属病院(小林 優院長)による被災地支援や歯学部法医歯科学講座組みとして教育研究を行う方針であり、オープン講座制となる。主任教授にはDNA鑑定で知名度の高い山田良広氏が就任する。大学院生の募集は、平成25年度春季を予定。教育面では、歯科大学では珍しいAutopsy imaging(Ai)センター(高橋常男教授)を生かした教育プログラムを検討中とのこと。また高度診療協力専門職養成コースにおいては、歯科医師以外の医療従事者にも門戸を開き、広い人材を求める。日本初となる災害医療歯科学講座を新設神奈川歯科大学大学院歯学研究科日歯、10年後の組織率は…… 絵 山香和信ⓒQPC2012Facebook始めました。歯科業界の情報盛りだくさん!http://www.facebook.com/quint.japan「いいね!」ボタンを押してね!ⓒQPC2012

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