新聞クイント2012年9月(お試し版)
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2012年9月10日(月) 第201号2ンプロジェクト」「埼玉版ウーマノミクスプロジェクト」「健康長寿埼玉プロジェクト」を紹介しながら、結果を示すことの重要性を説いた。 引き続き、島田 篤氏(埼玉県歯科医師会会長)による座長のもと、大久保満男氏(日本歯科医師会会長)、安井利一氏(明海大学学長、日本スポーツ歯科医学会理事長)、深井穫博氏(日本歯科医師会地域保健委員長、埼玉県歯科医師会理事)が登壇してパネルディスカッションが行われた。各演者からは健康長寿社会における歯科医療・口腔保健の役割について、それぞれの立場から提言がなされた。 午後には、第1分科会「時局問題について」、第2分科会「医療連携について」、第3分科会「新法人移行について」、第4分科会「大規模災害について」の4つの分科会において、各地区の担当者から事業に関する取り組みや検討事項などについて協議が行われた。その後の全体協議会では、前年度協議会処理報告、分科会・歯科医師連盟協議会報告などが行われた。 なお、来年度の当番県は千葉県歯科医師会に決定した。 株式会社モリタ東京製作所(埼玉県、塚本耕二取締役社長)は、本社を埼玉県さいたま市から同社伊奈工場があった埼玉県北足立郡伊奈町に移転したことを発表した。 同社は今回の本社移転にともない、本社工場、開発・設計部門の「テクノステージ」、歯科機器などの部品の機械加工と歯科用ハンドピースの製造・修理を主に担当する「伊奈工場」の各拠点の工場機能を1つに集約。最新の設備と環境にも配慮した新社屋を含め、開発・設計から加工、組立てにいたるまでの業務効率をさらに高めると「歯科医療からの価値ある社会貢献」をメインテーマに平成24年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会日本歯科インプラント器材協議会の「顔」黒田和彦株式会社アルタデント代表取締役歯科インプラントに関する適切な情報を発信していきたい 現在、日本におけるインプラント治療は、欠損補綴の第一選択肢となるまでに普及している。そんななか、2002年にインプラント市場の発展と向上を目的として発足した日本歯科インプラント器材協議会がこのたび10周年を迎えた。本欄では同会会長である黒田和彦氏に、10年の活動を振り返っていただきながら昨今のインプラント治療を取り巻く環境の変化についてうかがった。黒田:発足当時の参加企業は10社でした。今年10周年を迎え、現在はインプラントやその周辺機器を販売している企業20社で構成されています。市場ではほとんどが直接競合しているライバル企業ですが、業界の健全な発展のために協力するという理念のもと協議会を運営してまいりました。 たとえば、2005年の改正薬事法への対応、歯科で初めてのインプラント承認基準の作成協力、倫理綱領および医療機器業プロモーションコードの徹底、および日本口腔インプラント学会に監修いただいている当会のホームページを通じた患者さんへの情報発信など加盟企業の献身的な協力によってこの10年間活動してまいりました。 日本における口腔インプラント治療は欠損補綴のオプションとして急成長を遂げ、現在では国民への周知度や関心も非常に高くなってきました。しかし、昨年末に国民生活センターから日本歯科医師会、日本歯科医学会、日本口腔インプラント学会を筆頭とした関連学会にトラブル報告を含めた要望書が出され、今年に入ってからも一般メディアがあいついで“歯科インプラントはすばらしい治療法”であるとしつつも、インプラント治療におけるトラブルを取り上げています。私自身インプラント治療を体験し非常に満足していますので、患者さんのQOLを向上させるインプラント治療への風当たりが強くなってきていることは非常に残念です。 インプラント治療に関してのトラブルの原因は少しずつ分析、報告されてきていますが、個々のトラブルにはそれぞれ固有の原因があります。また、外科や補綴の問題以外にもインフォームドコンセントや術後のメインテナンス等々の問題が考えられます。 しかし、われわれインプラント器材を提供する側の協議会としてできることは製品が適正に使用され、最大限の性能を発揮できるよう的確な情報提供を医療のチームとしての歯科医師、歯科技工士、歯科衛生士の皆様に行っていくことに尽きると思います。単に商品を提供して終わりではなく、私たち産業側も患者さんを中心とした大切なチームの一員であるという自覚の元に、これからも日本口腔インプラント学会をはじめとした諸学会や関連業界団体と協力して、当協議会発足の目的である歯科インプラント市場の健全な発展に努めたいと考えています。当番県を代表して挨拶する埼玉県歯科医師会の島田会長。株式会社モリタ東京製作所の新社屋。本社移転にともない、工場機能を1つに集約株式会社モリタ東京製作所 今月のニュース企 業 今月のニュース政 治スポーツデンティスト創設でメダル量産へ…… 絵 山香和信 7月26日(木)、パレスホテル大宮(埼玉県)において、平成24年度関東地区歯科医師会役員連絡協議会(埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬、山梨、東京、神奈川、1都7県の歯科医師会役員約150名)が「歯科医療からの価値ある社会貢献」をメインテーマとして、開催された。 開会後に行われたシンポジウムでは、まず上田清司氏(埼玉県知事)によるオープニングスピーチ「健康長寿プロジェクトなど埼玉県の主な取組について」が行われた。氏は、資料をもとに三大プロジェクト「埼玉エコタウくろだ・かずひこ1977年、関西学院大学文学部心理学科卒業。同年4月、株式会社モリタ入社。2000年、アルタテックジャパン株式会社(現・株式会社アルタデント)代表取締役に就任。2007年から日本歯科インプラント器材協議会渉外担当理事、副会長を経て、2009年、同協議会会長に就任。現在に至る。ともに、お客様目線に立ったものづくり、サービスの向上を目指すとしている。 また、新社屋の最上階にはショールームを設置し、見学者は最新の歯科用チェアユニットなどを実際に触れることができる。所在地:埼玉県北足立郡伊奈町小室7129番地TEL:048-723-2621FAX:048-723-2622アクセス:埼玉新都市交通(ニューシャトル)志久駅下車徒歩6分絶賛発売中!!ご購入は03-5842-2272(営業部)または 歯学書ドットコム まで!●お茶の水保険診療研究会:編/東京医科歯科大学歯科同窓会社会医療部:監修●944頁 ●A4判 ●定価:9,450円(本体9,000円・税5%)平成24年度診療報酬・介護報酬同時大改定 対応版完成★ 改定項目の「新旧点数早見表」で新設・見直し・廃止項目等がひと目でわかる!★ 特集「平成24年4月改定のポイントと留意点」では、改定項目を徹底解説!★ 本編ではミスのないカルテ記載・レセプト作成をアドバイス!★ “青本”は増点につながるヒント・アドバイスが満載と圧倒的人気!● 追加情報・訂正等を反映させた『歯科保険請求2012:電子版』が弊社ホームページで公開! 『歯科保険請求2012』をご購入の読者に限り閲覧できます。本サービスをご利用いただくためには、本書のご購入とは別に「Quint Dental Gate」の会員登録(登録料・年会費無料)が必要となります。まだデンタルゲート会員登録をお済みでない方は、弊社ホームページ(www.quint-j.co.jp/)よりご登録をお願いいたします。

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