新聞クイント2012年12月(お試し版)
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2012年12月10日(月) 第204号2題8題が行われた。 つぎに、「明日につながるリハビリテーションと栄養の輪」と題するシンポジウムが行われ、歯科医師の立場から「栄養管理におけるチームアプローチと口腔ケア」(志村真理子氏、NTT東日本関東病院歯科口腔外科)、理学療法士の立場から「リハビリテーションの実際と栄養」(坂田晋一氏、世田谷記念病院回復期リハビリテーションセンター)、管理栄養士の立場から「リハビリテーション科と栄養部のコラボレーション」(種村陽子氏、東京慈恵会医科大学附属第三病院栄養部)がそれぞれ行われた。そのなかで志村氏は、外来および病棟で取り組んでいるNSTを紹介しながら、多職種協働の必要性や歯科医療従事者の栄養管理に関する知識の習得についても言及した。 その後、若林秀隆氏(横浜市立大学附属市民総合医療センターリハビリテーション科助教)による特別講演「リハビリテーション栄養とサルコペニア~栄養ケアがリハを変える~」では、診断が難しいとされるサルコペニアについて、多くの文献を紐解きながらリハビリテーション栄養の考え方や実践方法などが紹介された。 11月9日(金)から11日(日)の3日間にわたり、インテックス大阪(大阪府)において、日本デンタルショー2012(一般社団法人日本歯科商工協会主催)が、「お口の健康 全身元気―各世代の最新歯科医療―」をテーマに盛大に開催された。展示会場には213社が出展し、国内最大規模のデンタルショーと呼ぶにふさわしく、多数が来場した。 10日(土)に行われた開会式では、山中通三氏(一般社団法人日本歯科商工協会会長)による主催者代表挨拶や、森田晴夫氏(日本デンタルショー多職種協働によるNSTの重要性が再認識される第14回MeT3・NST研究会横浜歯科臨床座談会の「顔」武居 純神奈川県開業「自分の臨床を向上させる」ための全員参加型の勉強会にしたい 1939年(昭和14)に発足し、70年以上の歴史を誇る日本の歯科最古といわれるスタディグループ「横浜歯科臨床座談会」。2012年9月より7代目の代表となり、歴史あるスタディグループの舵取りを任された武居 純氏。西洋歯科医学発祥の地である横浜から今後どのような情報を発信していくのだろうか。氏の考える歯科医療とビジョンをうかがった。武居:私は大学卒業後、渡米して最先端の補綴治療を学ぶなかで国民の歯科に対する意識が日本と比べてまったく異なることを実感しました。保険制度の違いはあれども、アメリカの歯科医療は日本の疾病対応型とは異なり「痛くならないうちにメインテナンスを行う」という予防対応型です。 この考え方は、本会の3代目会長である故・丸森賢二先生が「われわれの仕事は、こぼれてきた水をすくいとることでなく、水道の蛇口を締めることである」と生前おっしゃっていたとおり、本会が目指している予防を中心とした歯科医療や食事指導に合致するものです。今から5年ほど前までは、残念ながらわれわれの考え方に対する歯科界の反応は薄いといわざるをえませんでしたが、本年2月に開催した本会・分科会「食事指導勉強会」の100回記念例会が盛会となったことが示しているとおり、ようやく本会の考え方に賛同してくださる歯科医療従事者が増えてきたと実感しています。 このたび、前代表である丸森英史先生(神奈川県開業)から新しく代表を受け継ぎ、身の引き締まる思いですが、冒頭に述べたような本会の先達の経験や考え方に基づいた歯科医療の本来あるべき姿は、ブレることなく追求していきます。歯科界にはさまざまな勉強会が数多くあります。本会の最大の特長は「自分の臨床を向上させる」ことですので、もちろん新しい知識や技術を広めることは大切ですが、まずは正しい知識のもとに基本的な歯科医療技術のレベルアップの方が最優先と考えています。 本会は歴史的にも古く保守的で敷居が高いイメージがありましたので、私はそのイメージを払拭して全員参加型の勉強会にしたいと考えています。その1つとして、インターネットやSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を利用して、活動内容や最新情報を発信していきます。また、本会の分科会である「むし歯予防研究会」「食事指導勉強会」「はなそう会」など、今以上に歯科衛生士が主体となるような会づくりを目指したいと思います。 歯科衛生士が活躍できる環境づくりをサポートし、歯科医師が歯科衛生士の活躍に触発されながら活気ある歯科医院をつくるお手伝いをすることが、本会代表としての務めではないかと考えています。シンポジウムの様子。テープカットの様子。国内最大規模のデンタルショーに213社が出展日本デンタルショー2012 今月のニュース展 示 今月のニュース社 会 10月20日(土)、ニッショーホール(東京都)において、第14回MeT3(メットキューブ)・NST研究会(当番世話人:稲川利光氏、代表世話人:小西敏郎氏)が開催された。本研究会は、医師や看護師、コメディカルを対象として、NST(栄養サポートチーム)やクリニカルパスをはじめとするチーム医療によって、より質の高い医療を目指すための情報交換と討論の場の提供を目的とする会である。 会場では、稲川利光氏(NTT東日本関東病院リハビリテーション科部長)による開会の辞の後、会員による一般演たけすえ・じゅん1993年、東京歯科大学卒業。1994年9月、ボストン大学歯学部大学院・補綴科入学。1997年、同科専門課程修了後、同大学歯学部大学院・補綴科クリニカルインストラクターとして勤務し教育にも携わる。1999年、同大学院歯科理工学科にてMaster of Science取得。帰国後、タケスエ歯科医院に勤務し、2009年の同医院移転にともない、院長に就任。2012年9月、横浜歯科臨床座談会の代表に就任。現在に至る。2012実行委員長)による開会宣言後、テープカットが行われた。 会場では、第22回日本歯科医学会総会の今回初の試みとなる日本歯科医学会のポスターセッションや分科会プログラムなどの学術プログラムが企画され、大阪国際会議場で開催されている総会とあわせて、連日多くの歯科医療関係者でにぎわいを見せた。また、展示会場内では出展企業によるセミナーも行われ、出展ブースには最新の歯科医療機器や材料を求め、多くの来場者がつめかけた。歯科はブルーオーシャンへいつ船出するのか…… 絵 山香和信情報量がより豊富に!情報量がより豊富に!新刊の書籍・雑誌がひとめで見れる新刊の書籍・雑誌がひとめで見れる検索スピードアップで一段と使いやすく!検索スピードアップで一段と使いやすく! さくさく検索♪欲しい商品がすぐ買える さくさく検索♪欲しい商品がすぐ買える歯学書ドットコムが新しくなりました!すぐ買える さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品がすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買える歯学歯学歯学書ドットコムが新しくなりました!すぐ買えるすぐ買える さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪ さくさく検索♪欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品が欲しい商品がすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買えるすぐ買える歯学歯学歯学歯学書書ドットコムが新しくなりました!見やすく、使いやすく より便利におすすめ商品・閲覧履歴が表示され便利におすすめ商品・閲覧履歴が表示され便利に新しくなった会員機能・お気に入りカート

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