新聞クイント2014年9月(お試し版)
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2014年9月10日(水) 第225号1生活機能の低下をもたらす。この二律背反をどのように解決していくのか。 日本人の死因は、がん、脳血管・心血管疾患など、生活習慣病(NCDs)の割合が約60%であり、全医療費の約30%にのぼる。また、要介護状態となる 2013年の日本人の平均寿命は、男性80.2歳、女性86.6歳となり、初めて男性で80歳を超えた。1961年の国民皆保険制度スタート時の平均寿命は、男性65.3歳、女性70.2歳であったので、この50年間で、日本人1人ひとり歯科界に求められるエビデンスと政策提言が約15年間という新たな生きる時間を得た。この時間は、不幸ではなく幸せな期間の延長とならなければならない。 一方、長寿化にともなう個体の老化は生物学的に避けられない。高齢になれば病気になりやすく、原因は、骨折・転倒・関節疾患などの運動器の障害や脳血管疾患、認知症で約60%を占め、高齢による衰弱は14%にとどまる。健康長寿の実現には、主な死因および要介護の原因となる疾患の発症予防と重症化防止対策は欠かせない。 これらの疾患と口腔保健との関係を示す研究成果が蓄積されてきている。健康長寿社会の推進役の1つとして歯科医療・口腔保健が果たす役割は大きいが、それを健康政策として明確に位置づけるためのさらなるエビデンスと世論が必要である。 2015年3月に日本で開催される世界会議2015およびエビデンス集の発行、8020推進財団が本年度計画している全国3万人規模の患者・歯科医院参加型の追跡調査は、いずれもそのための具体的なアクションの1つである。(深井穫博・(公財)8020推進財団専務理事)〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)http://www.quint-j.co.jp/歯科のコミュニケーションサイトクインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。20149毎月1回10日発行第225号平成26年9月10日歯科技工界の問題解決に向けた努力が報われる職業にしたい杉岡範明(公社)日本歯科技工士会会長2広 告研修会&セミナー情報18連 載今・躍動する日本の歯科学会認定分科会編: 日本歯内療法学会久木留廣明4Dr.門倉の健康講座~知らなかった!からだに良いもの悪いもの~門倉義幸4今こそ歯科の保険制度を見直そう!―欠損主体から口腔を生涯守るための保険制度へ―NPO法人 みんなの歯科ネットワーク51分間コラム河井 聡16インフォメーション第7回日本国際歯科大会情報 他プログラム/参加募集要項/海外演者聞きどころ10~15社 会 今月のニュース 今月のニュース資 料政 治平均寿命、男性80.21歳、女性86.61歳で過去最高を更新平成25年簡易生命表の概況差は、6.40歳で前年より0.07歳減少した。 なお、前年との差の死因別によると、平成24年度は、がん、心臓病、脳卒中に加え肺炎の死亡率の改善が平均寿命の上昇につながったとしている。 以下に男女別平均寿命の上位4位の国・地域を示す(カッコ内は前年の順位)。【男性】1位:香港80.87歳(2位)、2位:アイスランド80.8歳(1位)、3位:スイス80.5歳(3位)、4位:日本80.21歳(5位)【女性】1位:日本86.61歳(1位)、2位:香港86.57歳(2位)、3位:スペイン85.13歳(3位)、4位:フランス85.0歳(4位) 7月31日(木)、厚生労働省は「平成25年簡易生命表」の概況を発表した。平成25年簡易生命表によると、男性の平均寿命は80.21歳、女性の平均寿命は86.61 歳となり、男女とも全年齢で過去最高を更新した。 男性は前年の79.94歳を0.27歳上回り、初めて80歳を超えた。女性は、前年の86.41歳を0.20歳上回り、また平成21年の86.44歳を超え、過去最高を更新した。平均寿命の男女「医療等情報の保護に関する日本歯科医師会の見解」を発表日歯定例会見大綱」は、利活用の前提となるべき医療情報保護に関する具体的方針についての記載がほとんどなく、医療等情報の位置づけが明確でないと指摘。医療等情報の保護に関しては、別途個別法を作成するなどの法整備が必須であるとしているが、2015年の通常国会に法改正案を提出するにはあまりにも議論・検討する期間がないことから、審議会の立ち上げを日本歯科医師連盟と協力して求めていくとした。 また、村上恵一専務理事より、日歯会員数が65,188名(6月30日現在)になったと報告がなされた。その理由として、本年度の新入会員者数745名のうち第6種会員(臨床研修歯科医)が192名入会したことを挙げた。 7月24日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による定例記者会見が開催された。 会見では、冨山雅史常務理事より、同日の理事会において承認された「医療等情報の保護に関する日本歯科医師会の見解」について報告がなされた。さる6月24日に政府のIT総合戦略本部において決定された「パーソナルデータの利活用に関する制度改正6 7 特別企画第44回公益社団法人 日本口腔インプラント学会学術大会【会期】9月12日(金)~14日(日)【会場】 東京国際フォーラム8 9 New Frontierインプラント治療のメインテナンスを再考する ―天然歯と同じメインテナンスでよいですか?―中川雅晴(九州大学大学院歯学研究院准教授)松井孝道(宮崎県開業) 提供:ウエルテック株式会社

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