新聞クイント2018年1月(お試し版)
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2018年1月10日(水) 第265号3記者会見でコメントする堀 憲郎氏。 今月のニュース政 治模な歯科医療機関に求められる設備投資や研修の対応などの負担も増え、依然として経営状況は厳しいことから、地域の歯科医療提供体制の充実を図っていくうえでも「大胆かつ速やかな財政的対応が求められる」と述べた。 また、さる11月22日(水)の中央社会保険医療協議会(中医協)総会において、CAD/CAM冠用材料(大臼歯)「セラスマート300」(ジーシー社)が区分C2としての保険適応されることが承認(平成29年12月1日より保険適用)されたことについても触れた。堀執行部が歯科界活性化のための1つとして立ち上げた歯科活性化会議において、最大の目標がC2技術の開発と期中導入であり、臨産学官が一体となって議論した結果が結実したことについて「歯科産業界にとって大きな実績」と評価した。診療報酬改定以外では平成28年1月のファイバーポストが区分C2として期中導入されて以来、2例目となる。 今後もこのような期中導入が定着し、歯科界活性化につながっていくことが期待される。大臼歯CAD/CAM冠の保険適応、歯科界活性化へ日歯会見 2017年11月30日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。 冒頭の挨拶の中で堀会長は、さる11月14日(火)に日歯が公表した第21回中医協・医療経済実態調査結果(個人立歯科診療所)に対する見解について言及。歯科医療機関に占める個人立歯科診療所の割合は約8割であり、近年の医療技術や医療機器の進歩や安全対策、感染対策のニーズが高まっている。そのようななかで、小規 今月のニュース学 会事長(大阪大学教授)の座長のもと、本学会会員の土屋賢司氏(東京都開業)による特別講演2「The Key to Success of Esthetics in Bonded Restorative Treatment」が行われた。その繊細な治療技術に定評のある土屋氏が、審美修復治療を成功に導くためのポイントについて、主にポーセレンラミネートベニアの症例を中心に解説。Minimal Interventionの概念が浸透し、天然歯保存への志向が高まる現在、機能面を考慮したうえでいかに歯質の削除量を少なくするか、そのための支台歯形成や接着の重要性について述べた。最後に、接着歯学の分野では日本の研究や製品が世界をリードしていることから、大学と一般臨床家がコラボレートしていくことが、患者へのより良い歯科医療の提供につながるとした。 なお、次回の第37回学術大会は、きたる2018年11月10日(土)、11日(日)の両日、日本歯科大学新潟生命歯学部講堂・アイヴィホール(新潟県)において、新海航一大会長のもと開催予定。 2017年11月25日(土)、26日(日)の両日、タワーホール船堀(東京都)において、第36回日本接着歯学会学術大会(宮崎真至大会長、矢谷博文理事長)が「審美を支える接着歯学のVision and Action」をテーマに開催され、歯科医師ら350名が参集し、盛会となった。本大会では2日間にわたり、特別講演、一般口演、ポスター発表、企業展示などが行われ、参加者、発表者による活発な情報交換がなされた。 なかでも2日目の午前には矢谷理特別講演2に登壇した土屋賢司氏。開会式で行われたテープカットの様子。第36回学術大会に350名が参集し、盛会となる日本接着歯学会 今月のニュース社 会過去最高の19,470名の歯科医療関係者が来場東京デンタルショー2017 2017年11月11日(土)、12日(日)の両日、東京ビッグサイト(東京都)において、東京デンタルショー2017(大東京歯科用品商協同組合、北関東歯科用品商協同組合主催/一般社団法人日本歯科商工協会特別協賛)が開催され、「口腔から全身の健康を科学する~東京から発信!最新の歯科医療!~」をテーマに189社が出展した。来場者数は2日間で19,470名(歯科医師5,823名、歯科技工士1,864名、歯科衛生士3,609名、歯科助手・同伴者1,395名、歯科学生2,297名、高校生60名、商工業者4,422名)にのぼり、過去最高となった。 展示会場の出展ブース内では、診療ユニットやCAD/CAM、口腔内スキャナーなど最新の歯科医療機器を説明する姿や、歯科医療従事者を講師としたミニセミナーが行われ、最新の歯科医療機器や材料を求めて、実際に体験する多くの来場者の姿が見られた。 主催者コーナーとして、現役のヘアメイクアーティストによる医療従事者向けのヘアメイクの提案・施術などを行うヘアメイクコーナーが新設された。また、歯科業界の匠達が歯科器材やツールを製造する現場を紹介するパネル展示のほか、高校生向けの歯科関係学校紹介のパネル展示なども行われ、注目を集めていた。 生涯研修セミナー会場では2日間にわたり、多岐にわたる充実した全28プログラムが展開されるなか、「“かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所”の施設基準のための研修会」(東京都歯科医師会主催)や、明日からの臨床に役立つ知識や技術などが披露された講演では、立ち見も見られた。 今月のニュース社 会JIADSのラーニングステージで学んだことを臨床に反映させ、患者の口腔内の改善につながった症例が発表された。 午後は、Dr. Myron Nevins(米国開業)の講演が4時間にわたって行われた。患者の生活背景とともに、それぞれの希望に応じて対応した数多くの長期症例を供覧。氏がこれまでに携わってきた多くの症例の数々に、会場の参加者は皆圧倒されている様子であった。 2日目は会員発表のほか、午後には「JIADSがめざす歯科医療」と題して、猪子光晴氏(北海道開業)、宮前守寛氏(大阪府開業)、高橋絢子氏(歯科衛生士、広島県勤務)、岩田光弘氏(岡山県開業)、佐々木 猛氏(大阪府開業)の5名が登壇。包括的な治療の実践やメインテナンス、天然歯とインプラントの共存のための考え方など、示唆に富んだ内容が披露された。 会場では、Dr. Nevinsの長時間にわたる講演を中心に、いずれの演者からも基本的な手技の順守と、先進の知識そしてテクニックが発表され、一同が刺激を受けた2日間であった。 2017年12月2日(土)、3日(日)の両日、ベルサール九段(東京都)において、JIADS30周年記念学術大会(浦野 智理事長)が開催され、歯科医師、歯科衛生士ら約430名が参集し盛会となった。開会に先立ち、浦野理事長(大阪府開業)が登壇し、瀧野裕行新理事長(京都府開業)、高井康博新理事(広島県開業)、小野晴彦新理事(大分県開業)の3名が紹介され、それぞれが意気込みを述べた。 1日目の午前は、「New Leader講演」と題して6名の歯科医師が登壇。「New Leader講演」で登壇した歯科医師ら。30周年記念学術大会に約430名が参集し、盛会となるJIADS無料DENTAL NAVI歯科ナビ学会・講演会・研修会・セミナーへ行こう学学主な機能検索機能プッシュ通知機能カレンダー機能お気に入り登録機能学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せる学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せるバージョンアップしました!バージョンアップしました!無料歯科医療従事者向けのスマホアプリ絶賛配信中!!検索無料主な機能検索機能プッシュ通知機能通知機能カレンダー機能お気に入り登録機能登録機能バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!スマホアプリ絶賛配信中!!スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中!!!!!!!!スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中

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