新聞クイント2018年3月(お試し版)
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2018年3月10日(土) 第267号3挨拶を行う日本歯科医師会の牧野利彦氏。ACFF Global ChairmanのPitts氏による講演の様子。 今月のニュース社 会ンファレンスセンター)が登壇。プランに示された取り組むべき6項目である「普及啓発・教育」「動向調査・監視」「感染予防・管理」「抗微生物剤の適正使用」「研究開発・創薬」「国際協力」について概要を説明した。データを用いながら抗菌薬の予防効果の低さにも触れ、多少なりとも副作用を受ける患者のことを考えた適正な使用が重要だと結んだ。 それを受け、金子明寛氏(東海大学医学部外科学系歯科口腔外科教授)が歯科領域における抗菌薬の使用について治療と感染予防の両面から解説。ともに、狭域スペクトラムの抗菌薬の使用が望まれるとの考えが示された。 最後に、吉岡秀郎氏(大阪労災病院歯科口腔外科部長)より院内感染対策について院内アウトブレイクの事例を元に、AMR対策において環境を守ることの大切さが強調された。 講演後の質疑応答では、抗菌薬の正しい使用について、医療者側だけでなく患者向けの啓発も重要であり、今後対策を考慮してほしいという要望が多く聞かれた。抗菌薬を取り巻く最新情報について意見交換AMR対策歯科臨床セミナー 2月4日(日)、歯科医師会館において、AMR対策歯科臨床セミナー(国立国際医療研究センター病院・AMR臨床カンファレンスセンター、日本歯科医師会共催)が開催された。 本セミナーは、抗菌薬の不適切な使用を背景に薬剤耐性菌の増加と新たな抗菌薬開発が減少傾向にある状況を受け、2016年4月に策定された「薬剤耐性(AMR)対策アクションプラン」周知のために開かれたもの。 開会後、はじめに大曲貴夫氏(国立国際医療研究センター病院 AMR臨床カ 今月のニュース社 会 2月4日(日)、学士会館(東京都)において、一般社団法人ACFF日本支部設立総会・記念シンポジウム・パーティが開催された。ACFFとは、Alliance for a Cavity Free Futureの略で、Nigel Pitts氏(King's College London教授)をGlobal Chairmanに国際非営利組織として2010年に発足。「2026年以降に誕生する子どもたちに生涯を通してう窩をつくらない」を地球規模でのゴールに設定し、その活動は2017年で世界26か国・地域に広がっている。 今回のACFF日本支部では、臨床医、研究者、行政、企業から広く意見を集約しながら、日本のう蝕マネジメントをモデルケースとして世界に発信すると同時に、生物学的および疫学的観点からプロジェクト型研究を推進し、その成果をより効果的なう蝕マネジメントに反映させたいとしている。 当日はまず設立総会が開催され、発起人の林 美加子氏(大阪大学教授)、花田信弘氏(鶴見大学教授)、柘植紳平氏(岐阜県開業)、桃井保子氏(鶴見大学教授)が紹介され、理事長には林氏が選出された。設立記念シンポジウムでは、学会・行政・臨床医など多くの来賓の参加のもと、第1部で理事長の林氏より設立の背景と今後の展望についての講演後、Pitts氏よりACFFの沿革が述べられた。第2部では、枦山智博氏(厚生労働省保険局医療課医療指導監査室特別医療指導監査官)の記念講演「我が国の歯科保健医療施策について」が行われた。 設立記念パーティでは多くの来賓により祝辞が述べられるとともに、参加者同士で交流を深めあった。登壇した演者らと大会運営に尽力したスタッフら。日本支部設立総会・記念シンポジウム・パーティが盛会(一社)ACFF日本支部 今月のニュース社 会エンドをテーマに各分野のスペシャリストが登壇第2回Greater Nagoya Dental Meeting 1月21日(日)、愛知学院大学楠元キャンパス(愛知県)において、第2回Greater Nagoya Dental Meeting(飯田吉郎大会長)が「今、エンドが面白い!」をテーマに、参加者400名以上を集め盛大に開催された。本会は名古屋地区のスタディグループが力を結集し、「名古屋から世界へ」をスローガンに昨年1月に発足。今回が2回目の開催となる。 基調講演で登壇した寺内継氏(神奈川県開業)は、「最新のMTA臨床」と題した講演を展開。MTA(Mineral Trioxide Aggregate)の成り立ちと基礎的物性について述べたほか、MTA使用のポイントについて詳説した。 次に大月基弘氏(大阪府開業)は、ペリオドンティストの視点から講演を展開し、エンドとペリオの共通点などについて語った。 続いて峯 篤史氏(大阪大学大学院歯学研究科クラウンブリッジ補綴学分野)は、プロソドンティストの視点から自身の研究などを披露し、また、次世代の支台築造法について展望を語った。 また、飯田吉郎大会長(愛知県開業)は、インプラントロジストの視点から講演を展開。インプラントの隣在歯の失活歯の扱いについて言及したほか、PET(Partial Extraction Therapies)の症例を供覧しながら、その勘所について述べた。 最後の基調講演に登壇した岡口守雄氏(東京都開業)は、MTAの解説を中心に据えながら、歯髄、歯牙保存の最前線、難治性感染根管治療、破折歯への対応について詳説。マイクロスコープを用いた動画を供覧しながら、細かなテクニックとノウハウを披露した。 今月のニュース学 会療におけるインプラントへの対応」、「QOL向上を目指したインプラントデンチャーの勘所」の3つのシンポジウムが行われた。 その後、専門医教育講座では佐藤博信氏(福岡歯科大学口腔医療センター)が登壇した。近年のデジタル技術が活用されるインプラント治療として、CAD/CAM、CT診断、ガイデッドサージェリーを挙げ、症例を供覧するなかで歯科衛生士、歯科技工士と連携をとっていくべきポイントを述べた。最後にデジタル化が進むなかで遵守すべき歯科技工物に関する法律について詳説し、トレーサビリティの重要性を訴えた。 2日目は「インプラント治療におけるデジタルワークフロー」、「インプラント審美歯科 A to Z」の2つのシンポジウムが行われた。 その他、専門歯科衛生士教育講座、体験参加型歯科衛生士セミナー、特別講演、市民公開講座、口頭発表、ポスター発表などの多彩なプログラムが行われた大会は、1,000名以上の参加者を集め、成功裏に終了した。 2月11日(日)、12日(月)の両日、鶴見大学記念館(東京都)において、公益社団法人 日本口腔インプラント学会 第37回 関東・甲信越支部学術大会(小久保裕司実行委員長、大久保力廣大会長)が盛大に開催された。「これからのインプラント治療にもとめられるもの―すべては患者のために―」をテーマとして、患者の信頼を得るために最善のインプラント治療を考える多様なプログラムが組まれた。 1日目は「インプラントを長期成功に導くメインテナンスとは」、「訪問診開会の挨拶を行う大久保力廣大会長。第37回 関東・甲信越支部学術大会開催(公社)日本口腔インプラント学会無料DENTAL NAVI歯科ナビ学会・講演会・研修会・セミナーへ行こう学学主な機能検索機能プッシュ通知機能カレンダー機能お気に入り登録機能学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せる学会・講演会・研修会・セミナーなどの情報が簡単に探せるバージョンアップしました!バージョンアップしました!無料歯科医療従事者向けのスマホアプリ絶賛配信中!!検索機能無料主な機能検索機能プッシュ通知機能通知機能カレンダー機能お気に入り登録機能登録機能バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!バージョンアップしました!スマホアプリ絶賛配信中!!スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中!!!!!!!!スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中スマホアプリ絶賛配信中

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