新聞クイント2019年2月(お試し版)
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2019年2月10日(日) 第278号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)20192毎月1回10日発行第278号平成31年2月10日クインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。が影響し、支援の格差はいずれ復興の格差となる。「勝ち組」を目指す人がいる限り、格差は必要とされ、いつまでもなくならない。2018年の漢字には「災」が選ばれたが、2011年は「絆」だった。あの時の気持ちはどこへ行っ 東日本大震災の被災地域を久しぶりに訪れた人は、「まだ」という言葉を使う。地域の方々が傷つき苦しみながらも1つ1つ積み上げてきた結果を表現する言葉としては、せめて「ようやく」と言ってほしい。それが「まだ」となる要因鳴かぬなら 鳴くまでつづける ホトトギスは、他者への無関心か。今まさに、彼の地においても、結果ありきで地域の方々の口を封じてしまえばいいだろうという、絶対的権力による土砂流入という自然破壊が進められている。 災害は地域格差を生み、被災程度には貧困の格差たのか。学びを繋いで体制に生かさなければ、また同じことの繰り返しであり、進歩はない。 被災しようとも、健康である機会や権利を失わせてはいけない。「支援の格差をなくす」ために、各組織に働きかけて、全国統一した体制づくりを目指してきた。そして、2018年12月、厚労省補助金にての「災害歯科保健医療体制研修会」が、全国の歯科関係者を集めて開催された。「ようやく」ここまで、そして「まだまだ」。DMAT(災害派遣医療チーム)でさえ、1995年の阪神淡路大震災から関係者が努力し続け、2005年の発足まで10年かかっている。 批判するも、意見するも、簡単なことだ。机上の空論は、何も生み出さない。言い訳は無用。次に繋がる形につくり上げるまでやり通さなければ、責任ある支援とは呼べない。(中久木康一・東京医科歯科大学大学院助教)学会をとおして学ぶことの重要性を発信したい武田朋子東京都開業2日本https://www.quint-j.co.jp/社 会 今月のニュース社 会ドイツ・クインテッセンス出版、創立70周年大会が盛大に開催一大歯科大会であり、10年に一度ドイツにて開催されている。会場には3日間をとおしてのべ2,000名が参加したが、そのうち日本人の参加者は約100名、さらに登壇した計106名のうち日本人演者は13名と一大勢力となった。 初日となる10日、まずオープニングセレモニーにてHorst Haase氏およびChristian Haase氏が開会の挨拶だけでなく、戦後間もない1949年に最初の雑誌が発刊された出来事など、クインテッセンス70周年の歩みについても詳細に振り返った。 3日間にわたって行われた講演では、International Quintessence Symposium、ENDODONTIC  1月10日(木)から12日(土)の3日間、ESTREL HOTEL(ドイツ•ベルリン)において、Quintessence International Publishing Group(Horst Wolfgang Haase;Publisher、Christian Wolfgang Haase;CEO)による創立70周年記念大会が開催された。 本大会はドイツのクインテッセンス出版社が創立70周年を迎え、その記念として世界中の著名演者を招聘したSymposium、Women Dentists’ Leadership Conferenceなどのシンポジウムの他にも特別にJapanese Symposiumが設けられた。これらのプログラムの中で日本からは、山﨑長郎氏(東京都開業)、船越栄次氏(福岡県開業)、月星光博氏(愛知県開業)、勝山英明氏(神奈川開業)、上田秀朗氏(福岡県開業)、石川知弘氏(静岡県開業)、瀧野裕行氏(京都府開業)、中田光太郎氏(京都府開業)、鈴木真名氏(東京都開業)、大河雅之氏(東京都開業)、阿部二郎氏(東京都開業)、五十嵐 一氏(京都府開業)、鈴木仙一氏(神奈川県開業)が登壇した。また、併催されたデンタルショーでは80社を超える数のブースが出展開会の挨拶を行うHorst Wolfgang Haase氏。新連載正しく理解できていますか?「臨床研究法」のfrom A to Z辻本恭久4知って得する「ジェロントロジー講座」人生100 年時代! 超高齢未来の基礎知識前田展弘4療養型病院 歯科口腔外科 奮闘記横溝一郎5口から考えるトータルヘルス長縄拓哉5好評連載歯科人の安らぎ噛みしめグルメ三橋 純51分間コラム青木 聡8広 告株式会社モリタ/ウエルテック株式会社 6 7 特別鼎談日本の予防歯科を考える 相田 潤(東北大学 大学院歯学研究科 国際歯科保健学分野准教授) 田口円裕(厚生労働省 医政局 歯科保健課長) 浪越建男(香川県開業)し、連日活況を呈していた。 加えて連夜パーティーも開催され、渡独した日本人ほぼ全員が参加したJapan Night Party以外にも、アーティストによる公演やダンスパーティーも兼ねたAnniversary Party、ドレスコードが設定された格式の高いThe Global Summitなども行われ、最後まで参加者を楽しませた。

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