新聞クイント2019年5月(お試し版)
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2019年5月10日(金) 第281号3つねに新しい試みにチャレンジするMID-Gの動向に注目したい。 今月のニュース企 業開会の挨拶を行う大塚達也取締役会長。昇平氏(東京医科歯科大学大学院教授)のもと、6名の歯科衛生士が、使用方法、適応症、訪問診療や介護施設での使われ方、使用後のアンケート結果、販売実績などについて報告した。 第2部は、申 基喆氏(明海大学歯学部教授)が「歯周・インプラント治療におけるモンダミンプロケアαの応用」、近藤尚知氏(岩手医科大学歯学部教授)が「洗口液(モンダミンプロケアα)の口腔内細菌に対する増殖抑制効果」、春日井氏が「インプラント埋入手術から抜糸までの期間における含嗽剤使用」、馬場一美氏(昭和大学歯学部教授)が「超高齢社会におけるオーラルケアの重要性」と題してそれぞれ登壇。歯周治療、インプラント治療、可撤性床義歯を中心とした補綴治療などについて、各大学での臨床データおよびそれらのエビデンスを披露した。 なお、本製品は出血予防成分TXA(トラネキサム酸)、抗炎症成分GK2(グリチルリチン酸ジカリウム)、殺菌成分CPC(塩化セチルピリジニウム)の3つの薬用成分配合を特長に、歯科医院専売として市場を拡大していく予定。4大学の臨床データおよびエビデンスが披露される第2回アース・モンダミンセミナー 3月30日(土)、グランドニッコー東京台場(東京都)において、第2回アース・モンダミンセミナー(アース製薬株式会社主催)が、200名以上の参加者を集め開催された。 本セミナーは、1987年から販売されてきた「お口クチュクチュ モンダミン」が、2017年4月から歯科医院専売「モンダミンプロケアα」として発売された昨年の第1回に引き続き開催されたもの。 第1部は、「モンダミンプロケアαの臨床使用報告」として座長の春日井 今月のニュース企 業クラレ社員役を演じるシャーロットさん(写真左)。の中にある「自分たちが生み出した素材のチカラで地球、人間、社会に貢献したい」という熱い思いを、シャーロットさんが他の社員と触れ合う過程で見つけていくストーリーとなっている。 今回は、歯の治療に用いられるクラレノリタケデンタル株式会社の「歯科材料」をテーマにしたCM「歯を見せて笑える世の中」篇。人生100年といわれる時代に、“歯科材料を進化させて、人々の健康寿命を延ばしたい”と強く思う社員を描くことで、クラレグループが歯科医療分野で生活の質の向上に貢献していることや、社員が素材のチカラで世の中の課題解決につながる仕事へ誇りをもっていることを表現している。 なお、企業広告キャンペーンサイトhttps://mannaka.kuraray.co.jpでも、4月1日以降視聴可能となっている。 3月26日(火)、株式会社クラレ(伊藤正明代表取締役社長)は、企業広告キャンペーンの一環として、新テレビCMを4月1日(月)よりオンエアすることを発表した。 新テレビCMは、昨年スタートした「クラレの真ん中ハートを知る時が来た」をメインコピーとする、企業広告のシリーズ第3弾。引き続き、米国人女優のシャーロット・ケイト・フォックスさんがクラレ社員役を演じている。クラレという会社の真ん中、つまり社員一人ひとりの心(ハート) 今月のニュース社 会 3月24日(日)、大和ハウス東京ビル(東京都)において、2018年度MID-G(和田匡史代表理事)総会が約100名を集め開催された。今回は初めての試みとして、本総会の全コンテンツがPCやスマートフォンから閲覧できるライブ中継としてウェブで無料配信され、のべ9,801名が閲覧した。 午前中は“日米の最先端の再生治療”のセッションに和田圭祐氏(広島県勤務)と岩田隆紀氏(東京医科歯科大学大学院教授)が登壇。それぞれ「簡単で低侵襲な組織再生への様々なアプローチ ~成長因子からレーザーへの応用~」、「歯周組織再生のための細胞治療と近未来診断技術」の演題で、再生治療について幅広く論じた。講演後にはウェブ閲覧者から多く寄せられた質問に答えるなど、新しいディスカッション形式を披露した。 午後は、株式会社Doctorbookが撮影した「IDS 2019 Virtual Tour Reported by Doctorbook」とよばれる擬似体験動画と、2018年度マニュアル作成コースMVPの表彰が行われた。最後のプログラムとして、MID-G最高顧問の荒井昌海氏(東京都・神奈川県開業)が「IDSの報告:確定された未来と予想される未来」を講演。先日ケルン(ドイツ)で行われた世界最大規模のデンタルショーであるIDS(International Dental Show)2019を取材し、最新の口腔内スキャナやデジタルスマイルシステムおよびデジタル矯正、顎運動計測機、3Dプリンタ、新しいインプラント表面性状やジルコニアインプラントについて情報を整理しながら、現状報告と今後の展望についてわかりやすく説明した。全コンテンツが完全無料にてウェブ配信2018年度MID-G総会 今月のニュース企 業Prof. Stefan Renvertによる講演の様子。健康なインプラント周囲組織の状態について解説。インプラント周囲粘膜炎の段階での早期発見・早期介入が重要で、インプラント周囲炎まで進行してしまうと、炎症の除去は難しいことが示された。また、その診断にはやはりプロービングが重要で、インプラントの上部構造を外しての測定が正常値に近い値がとれると推奨した。『Peri-implantitis』(小社刊)の著者と訳者が書籍の内容に現時点での情報を加味してまとめたものとなった。 また、古賀剛人氏(千葉県開業)は「Peri-implantitis予防・対処を意識した植立手術と治療計画」、越智守生氏(北海道医療大学教授)は「外科・補綴プロトコルを変えないインプラント選択のメリット」、椎貝達夫氏(東京都・栃木県開業)は「脆弱な骨に対するシステマチックな対応法」、三好敬三氏(東京都開業)は「ピエゾサージェリー及びK2キットを活用した低侵襲なインプラント治療」と題してそれぞれ講演し、インプラテックスのインプラントシステム、外科用キットなどが紹介された。ITX SUMMIT 2019、Prof. Renvertを招聘して盛会となる株式会社インプラテックス 3月24日(日)、有楽町朝日ホール(東京都)において、ITX SUMMIT 2019(株式会社インプラテックス主催)が盛大に開催された。 トップバッターは弘岡秀明氏(東京都開業)で「インプラント周囲病変とは?」と題して登壇。次に「Treatment and risk management of peri-implant disease」(2度登壇)と題して講演したProf. Stefan Renvert(スウェーデン)とともに「the Quintessence」2018年10月号の内容を踏襲したもので、インプラント周囲病変の新しい定義とテレビCMで米国人女優のシャーロットさんを起用株式会社クラレ

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