新聞クイント2019年6月(お試し版)
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2019年6月10日(月) 第282号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)20196毎月1回10日発行第282号令和元年6月10日クインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。予防メインテナンスがもたらす健康価値を次世代へつなぎたい熊谷直大未来イノベーションWG委員2https://www.quint-j.co.jp/ 引き続き、「わが国の口腔がんの現状と対策について」を議題とし、厚生労働省の説明の後、柴原孝彦氏(東京歯科大学口腔顎顔面外科学講座教授)、齋藤祐一氏(江戸川区歯科医師会会長)が口腔がんの現状と地域での取り組みについて講演を行い、聴講者の注目を集めた。 今月のニュース政 治社 会 今月のニュース社 会口腔がんの現状と対策について注目集まる国民歯科問題議員連盟 4月24日(水)、自由民主党本部(東京都)において、国民歯科問題議員連盟(以下、議連、石井みどり事務局長、尾辻秀久会長)による総会が開催され、多数の衆参国会議員のほか、日本歯科医師会と日本歯科医師連盟の役員らが参集した。 開会後、歯科医師である石井みどり事務局長は、昨今のタレントの口腔がんの報道による社会的な影響の大きさに鑑み、口腔がんの現状と対策の周知を図るための趣旨を説明した。ハーバード大学歯学部と協力覚書を締結日本歯科医師会① 日本歯科医師会とハーバード大学歯学部とは、未来志向に基づき、 歯科保健医療福祉の充実、向上に向けての協力関係の構築を目指す。② 日本歯科医師会とハーバード大学歯学部とは、本覚書の目的に沿った研究および事業の推進を図り、議論の場を設置し活用する。 4月16日(火)、日本歯科医師会(堀憲郎会長)は国際交流事業の一環として、ハーバード大学歯学部(米国)と協力覚書を締結したことを発表した。 今後、日本歯科医師会は本協力を通じて、ハーバード大学歯学部の歯科保健医療福祉にかかわる広範な知見やそのグローバルなネットワークを活用し、国際貢献の推進と日本の歯科界のさらなる活性化を目指すとのこと。両者は歯科保健医療福祉の発展に向けて以下のような協力を進めていく予定。8 9 New FrontierFor better, safer, faster dental care―Dentsply Sironaの次なる可能性と期待―Donald M. Casey(Dentsply Sirona CEO)/草間幸夫/横山紗和子/熊谷直大(すべて東京都開業) 提供:デンツプライ シロナ株式会社6 7 特別企画第37回 日本顎咬合学会学術大会・総会【会期】2019年6月22日(土)~23日(日)【会場】東京国際フォーラム連 載歯科人の安らぎ噛みしめグルメ橋場千織51分間コラム太田武雄インフォメーションWorld Young Dental Innovators' Meeting 2020情報P Rシリーズ アスリートを支えるチーム医療第2回:元トップリーガーが考えるチームづくり 提供:株式会社モリタ相 亮太武田友孝広 告ライオン歯科材株式会社/研修会&セミナー情報ウエルテック株式会社講演を行う柴原孝彦教授。写真左より堀 憲郎会長とDr. John D. Da Silva・ハーバード大学歯学部副歯学部長。日本 私はDTPオペレーター出身であり、デザイン性がそれほど求められないものであれば、原稿をみずから編集・レイアウトして完全データを印刷所に入稿することは難しくない。時にその経験が功を奏する場合もあるが、今後この AIやビッグデータ、IoTを活用する時代の到来しを最近の取材を通して強く感じている。特集記事などで歯科医師の職業はAIやロボットによる代替の可能性が低いといわれているが、「編集者」の仕事はどうだろうか。近年、AI時代の編集者こそアナログ的な視点を業務効率化を可能にするツールとしてRPA(Robotic Process Automation)は注目されているが、弊社は社員の半数以上が編集者であるため、現時点でRPAを導入しても効果的な業務改善につながるとはいいがたい。仕事は機械に取って代わられる可能性があるため、スキルアップではなくスキルチェンジが必要だ。また、編集者は0(ゼロ)から1をつくるようなクリエイティブな仕事であり、高いコミュニケーション能力が求められる職業であると、先輩編集者の仕事から学んできた。これらのことから、編集者はAIに代替される可能性は低いと考えている。 AI時代の編集者は、むしろAIを活用しながら著者とのコミュニケーションにより時間を費やすことができ、リアルな関係を構築することで質の高い出版物をつくることができるのではないだろうか。デジタル時代となり、著者との原稿のやり取りはメールやチャットなどとなったが、自分がほしい企画や情報はデスクや電話の前で待っていてもやってくるものではない。やはり、アナログな関係は不可欠だ。 (木宮雄志・本紙編集長)

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