新聞クイント2020年4月(お試し版)
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2020年4月10日(金) 第292号3今月のニュース社 会今月のニュース学 会今月のニュース同窓会今月のニュース社 会テーマ講演の座長を務めた平井 順氏。第19回学術大会・総会、参加者240名以上で盛会関東歯内療法学会 1月26日(日)、秋葉原コンベンションホール(東京都)において、関東歯内療法学会第19回学術大会・総会(平井 順大会長、石井隆資会長)が「再根管治療のここがポイント! 根管充填材の除去」をテーマに開催され、240名以上が参集した。 午前は、テーマ講演として平井 順氏(神奈川県開業)、高橋慶壮氏(奥羽大学歯学部)の座長のもと、田中浩祐氏(東京都勤務)が「再根管治療における根管充填材除去の意義とその方法」、田中利典氏(東京都勤務)が「再根管治療のエビデンスと勘どころ」、吉岡俊彦氏(広島県開業)が「ガッタパーチャ除去へのこだわり」と題するテーマで登壇。再根管治療を行うにあたり、その目的やアプローチの仕方、使用器具について解説がなされた。 午後は、一般口演として岸本英之氏(東京都開業)、立浦秀丸氏(石川県開業)の座長のもと、石崎秀隆氏(東京都勤務)、佐古 亮氏(東京歯科大学)、宮島大地氏(神奈川県勤務)、山内真人氏(東京都開業)、山川駿次朗氏(鶴見大学歯学部)の5名が登壇し、髄床底穿孔への対応、非歯原性歯痛に対して誤診を防ぐ方法、根尖病変に対して非外科的感染根管治療で改善した症例などについて解説された。 最後に、受賞講演として岡口守雄氏(東京都開業)が「根尖周囲の透過像は失活を意味するのか」と題し、自身の症例とDr. Domenico Ricucci(イタリア開業)の症例を交えて詳説。根尖病変の初期段階に言及し、感染歯髄と健全な歯髄が混在するなかで感染歯髄だけを取り除けば健全歯髄を温存できることなど、わかりやすく解説した。歯科通訳(同時・逐次)年間10,000件以上の通訳実績を誇ります。03-3508-1215tsuyaku@convention.co.jphttps://www.convention.co.jp/ 2月15日(土)、16日(日)の両日、朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(新潟県)において、公益社団法人日本口腔インプラント学会第39回関東・甲信越支部学術大会(渡邉文彦大会長、宮﨑 隆理事長、井汲憲治支部長)が「口腔インプラント治療の今と将来―インプラントロジストが拓く未来―」をテーマに、約800名の参加者を集め盛大に開催された。 本大会ではメインとなるシンポジウムの他にも、国際色豊かな特別講演や国際セッション、教育講座、口演発表、ランチョンセミナーなど多岐にわたるプログラムが展開された。 今回行われた4つのシンポジウムでは、それぞれ①インプラント治療におけるデジタルとアナログ、②他科領域との連携、③インプラント周囲のティッシュマネージメント、④改めて考える国民の求めるインプラント専門医とは、のタイトルがつけられ、本邦のインプラント治療が抱える課題やテーマで聴衆の関心を集めていた。 特にシンポジウム3では、築山鉄平氏(福岡県開業)、中田光太郎氏(京都府開業)、小田師巳氏(大阪府開業)、石川知弘氏(静岡県開業)の第一線で活躍する著名な4名の臨床家が登壇して硬・軟組織マネージメントについて語り、おおいに盛り上がりをみせた。 また、特別シンポジウム「症例を考える」では、岩野義弘氏(東京都開業)および西原宗信氏(神奈川県勤務)のそれぞれが提示した術前の症例に対して、治療計画の立案から実際の治療内容に至るまで、両氏が8名のパネラーとのパネルディスカッションを展開するという新たな試みも行われた。第39回 関東・甲信越支部学術大会、800名が参集日本口腔インプラント学会謝辞を述べる森末裕行氏。3名の会員が表彰の栄に浴する東京医科歯科大学歯科東京同窓会場者数は昨年より大きく減少したものの、6,091名が参集した。 会場では2日間にわたり特別講演、愛知県歯科医師会、愛知県歯科技工士会、愛知県歯科衛生士会および東海歯科用品商協同組合の企画講演、ワークショップ、テーブルクリニックなど、昨年にも増して充実したプログラムが展開されるなか、閉塞性睡眠時無呼吸症候群、最新の口腔内スキャナー、口腔機能発達不全症、超高齢社会におけるオーラルフレイル予防・歯科訪問診療など、近年注目を集めているテーマの講演が行われた。 また、併設されたデンタルショー会場では、約170もの企業が出展されていた。なかでも、デジタルデンティストリーの普及にともなう口腔内スキャナーおよびマイクロスコープの活用、あるいは院内感染対策についてのブースセミナーが多数開催され、多くの参加者が詰めかけるなど注目の高さがうかがえた。 なお次回は、2021年2月20日、21日の両日、同会場において開催される予定である。感染症対策でマスク着用のなか、6,091名が参集第43回中部日本デンタルショー 2月15日(土)、16日(日)の両日、名古屋市中小企業振興会館(愛知県)において、東海信越地区歯科医学大会・第43回中部日本デンタルショー併催((一社)愛知県歯科医師会主催、(一社)愛知県歯科技工士会、(公社)愛知県歯科衛生士会、東海歯科用品商協同組合共催)が「歯科医療の原点と将来を見据える~令和時代、新たな波を愛知から~」をメインテーマに、盛大に開催された。今回は新型コロナウイルス対策として出展者および来場者はマスクの着用が要請される状況のなかで、来シンポジウム3で登壇した演者ら。なった。 長井会長は、開会後の挨拶の中で3氏の人柄がわかるエピソードを披露し、長年にわたり歯科界の発展に貢献してきたそれぞれの功績を称えた。また来賓挨拶では、山﨑一男氏(東京都歯科医師会会長)、末高英世氏(東京都学校歯科医会会長)、大越壽和氏(東京都歯科医師連盟会長)、小野卓史氏(東京医科歯科大学歯学部附属病院副病院長)、浅野正樹氏(東京医科歯科大学歯科同窓会会長)らが登壇し、3氏とかかわりのある内容の祝辞が披露された。 その後の会場は、祝宴にふさわしく笑顔あふれる和やかな雰囲気に包まれていた。 2月20日(木)、ホテルメトロポリタンエドモント(東京都)において、東京医科歯科大学歯科東京同窓会(長井博昭会長)による令和元年度表彰を祝う会(東京医科歯科大学歯科同窓会共催)が開催された。 本年度は、同窓会員で厚生労働大臣表彰を受章した高橋秀直氏、日本歯科医師会会長表彰の大串貫太郎氏、東京都功労者表彰の森末裕行氏(いずれも東京都開業)、の3氏が表彰の栄に浴されたことを祝うべく、同窓会員のほか多数の歯科関係者が参集し、盛会とマスク着用で行われた開会式。

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