新聞クイント2020年10月(お試し版)
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2020年10月10日(土) 第298号1〈発行所〉〒113-0033 東京都文京区本郷3丁目2番6号 クイントハウスビル                    TEL : 03-5842-2270(大代表)新聞クイント編集部 TEL : 03-5842-2280 FAX : 03-5800-7597 Email : news-q@quint-j.co.jp〈購読料〉1部200円(税別) ※新聞クイントの速配のご希望を承ります。 年間購読料 : 2,400円(税別 ・ 送料別)202010毎月1回10日発行第298号令和2年10月10日クインテッセンス出版の書籍・雑誌は、歯学書専用通販サイト『歯学書.COM』にてご購入いただけます。丸尾勝一郎東京都開業2プラットフォームの構築で歯科界の活性化につなげたい連 載超高齢時代の歯科診療~認知症とどう向き合うか~野原幹司4日歯総研研究員がデータで解説!歯科界のトレンド恒石美登里4今こそ見直そう!病院歯科の役割―急性期病院歯科口腔外科開設記―松村香織5歯科人の安らぎ噛みしめグルメ小田師巳51分間コラム木本茂成田村文誉8広 告日本アライナー矯正歯科研究会/ウエルテック株式会社67社 会今月のニュース政 治新型コロナ対策、「みんなで安心マーク」事業がスタート日歯定例会見「みんなで安心マーク」のイメージ。 8月20日(木)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、堀 憲郎会長)による定例記者会見が開催された。 冒頭の挨拶の中で堀会長は、新型コロナウイルス感染症の再拡大を受けた対応についてふれ、8月11日に各都道府県歯科医師会会長宛に文書を発出したことを報告。同日公表された日本歯科医学会連合や厚労省と協力してとりまとめた「新たな感染症を踏まえた歯科診療の指針」(第1版)や、国民が必要な治療を控えることなく安心して歯科医療機関を受診することを目的とした事業「みんなで安心マーク」(8月24日より運用開始)について紹介した。 また、世界保健機関(WHO)より8月3日に発出された「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)禍における必須の歯科保健医療サービス提供に関する考察」と題した暫定ガイダンスについて言及。本ガイダンスは、市中感染が爆発的に起こっている国や地域、または緊急事態宣言が公式に発令され歯科治療について延期を勧告された場合を対象としており、日本の現状には当てはまらないため、前述した指針に沿った感染防止策を強化しつつ、必要な歯科保健医療の提供は引き続き維持していく姿勢を強調した。 引き続き、柳川忠廣副会長より、「みんなで安心マーク」事業について説明がなされた。「みんなで安心マーク」の発行は、各歯科医療機関が日歯ホームページにアクセスし、チェックリスト項目を実践し、チェックしたうえで申請、ダウンロードする。そして印刷したマークを歯科医療機関に掲示することで、感染防止対策を適切に実施していることを宣言するもの。なお、今回の事業については公益性に鑑み、日歯会員以外の歯科医療機関への発行も対応(現在準備中)していくとのこと。 その後の記者団との質疑応答では、前日19日に開催された中医協総会で期中導入として保険収載が承認された「前歯CAD/CAM冠」について、林 正純常務理事は「ブリッジやインレーなども含めて今後適応拡大を検討していきたい」と述べた。日本2020年4月号の動画を見る2020年9月号の動画を見る2020年No.5の動画を見る書籍紹介動画書籍紹介動画HPにて絶賛HPにて絶賛公開中!!公開中!!著者によるBook ReviewBook Review右のQRコードから !主催のイベントの延期をはじめ、学術大会やデンタルショー、企業の講演会・セミナーは中止があいつぎ、現在では多くの学術大会やセミナーが誌上開催やオンデマンド配信などにシフトしてきています。たとえ有効なワクチ 小紙の編集・制作に携わるようになり、本年10月で16年目が経過しようとしています。日本の歯科界を取り巻く諸問題はいまだ山積していますが、口腔と全身の健康に関するエビデンスの蓄積やそれらの積極的な情報発信によって、総じて歯科への国民の関心や期待が年々高まっている状況は、多くの歯科医療関係者が実感しているはずです。 新型コロナウイルス感染症が拡大するなか、本来であれば10月に横浜で開催する予定だった弊社ンが開発されてコロナが完全に終息したとしても、「New Normal」の流れは止まるどころか進化し続けるのではないでしょうか。 コロナ禍で大学や学会、企業のあるべき姿が問われています。歯科界には同じテーマの書籍や雑誌があふれ、講演会やセミナーが乱立するなか、私たち出版社も旧態依然の取り組みや働き方では存在を維持することは難しいでしょう。幸い、弊社にはこれまで先輩方が長年築き上げてきた雑誌や書籍など潤沢なリソースがあります。既存の資産にどのような付加価値をつければ新しいコンテンツとして生まれ変わるのかを考え、それらのアイデアを行動に移す時がきていると思っています。 引き続き、小紙は読者の皆様に喜ばれる紙面づくりを目指してまいります。今後の新たな試みにご期待ください。 (木宮雄志・本紙編集長)New Normalに備える

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