新聞クイント2015年4月
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2015年4月10日(金) 第232号2 2月17日(火)、六本木ヒルズ(東京都)において、JAPAN Venture Awards 2015(独立行政法人中小企業基盤整備機構主催、経済産業省中小企業庁ほか後援)が開催され、最優秀賞である「経済産業大臣賞」に、口腔ケア製品「オーラルピース」を開発・製造している株式会社トライフ(手島大輔代表取締役)が受賞した。 JAPAN Venture Awardsは、社会性・先進性・革新性・地域性・国際性・技術性などにすぐれた事業を行う起業家に贈られる賞で、2000年度にスタートし、第15回を迎えた。 株式会社トライフは、口腔ケア用製剤「ネオナイシン」を配合した歯磨き&口腔ケアジェル、マウススプレー&ウォッシュオーラルピースを開発。小児・高齢者・介護の場での口腔ケア用製品として期待が寄せられている。また、障害者雇用を促進していることも評価され、社会的意義も高いことが受賞の理由となった。 なお、オーラルピースは、株式会社ヨシダ(山中一剛代表取締役社長)から全国の歯科医院を通して、患者さんへ提供されている。「口から食べる幸せ」を支える看護師小山珠美NPO法人 口から食べる幸せを守る会®理事長すべての人がもつ「口から食べる幸せ」という権利を守りたい 超高齢社会を迎えた日本において、「『口から食べる』支援技術は高度医療」といわれ、注目を集めている。本欄では、摂食嚥下リハビリテーション領域の第一線で活躍する看護師・小山珠美氏が理事長を務めるNPO法人「口から食べる幸せを守る会®」の目的とその役割についてうかがった。小山:口から食べることは生命を育む根幹であり、人間が幸せに生きるための基本的な権利です。しかし、現況の医療や福祉・介護の現場では、口から食べたい願いが叶わず、点滴や胃ろう栄養のみという方々が数多くいます。この現状の声を吸い上げ、直接的な医療活動だけでなく幅広く社会貢献したいという思いから、NPO法人「口から食べる幸せを守る会®(KTSM)」(以下、当会)を2013年6月に設立しました。 近年では、診療・介護報酬を含めて、経口摂取に対する医療・福祉・行政での支援体制が少しずつ整備されてきました。また、講演会や各専門雑誌などでも「口から食べる」のキーワードが散見されつつあることは、社会全体の流れとしてたいへんうれしいです。当会は、口から食べることが困難と思われる方々の相談窓口や情報発信としての役割を果たすべく活動を行っていますが、まだまだ相談窓口の公開や食べることを全力でサポートしてくださる施設や人材が不足しています。 そこで当会は、多職種の専門家が正しい知識と正確な技術をもって安全に食べさせることができる教育の場として、シンポジウムを主体とした研修会のみならず、臨床現場で摂食嚥下評価の実技指導を実践できる人材の育成を目的とした実技セミナー(基礎・アドバンスコース)を開催しています。昨年度からは実技認定制度(KTSM実技認定)もスタートさせました。当会で実技認定制度を行うことで、各地域での実技セミナー開催が可能となり、経口摂取継続に必要なケア技術や指導力の向上を図ることを目的としています。また、多職種がアドバイザーとなることで、各職種からの専門的な知識・技術を共有することができ、口から食べ続けたいと願う当事者や家族へ実践的サポートができる人材の拡充につながると考えています。 当会は保健・医療・福祉関係者はもとより、当事者・ご家族、行政、一般企業の方々とも協力しながら全国的なネットワーク構築を目指し、「口から食べて幸せに暮らせる優しい社会」の実現に向けて注力したいと考えています。 きたる7月11日(土)、神奈川県民ホールにおいて、当会の第3回全国大会を開催させていただきます。今回も基調講演や教育講演、特別講演などさまざまなプログラムを予定していますので、会員ならびに非会員を問わず多くの方々のご参加をお待ちしています。(http://ktsm.jimdo.com/より申込み可能)マイナンバー制度、情報漏洩の危険性は…… 絵 山香和信 今月のニュース政 治 今月のニュース企 業経済産業大臣賞を受賞した株式会社トライフ。こやま・たまみ1978年、国立病院機構熊本医療センター付属看護学校卒業(前・国立熊本病院付属看護学校)。1986年、神奈川県立保健福祉大学実践教育センター教員養成過程看護教員コース卒業(前・神奈川県立看護教育大学校)。神奈川県リハビリテーション病院、東名厚木病院を経て、2015年4月より伊勢原協同病院。2013年、NPO法人口から食べる幸せを守る会®理事長。口腔ケア製品が経済産業大臣賞受賞JAPAN Venture Awards 2015た。決議事項については、「第1号議案 平成27年度事業計画の件」「第2号議案 平成27年度入会金及び会費の額の件」など、上程された4議案は原案どおりすべて可決された。また、協議については、会長予備選挙のあり方が提案され、直接選挙と間接選挙について意見交換が行われた。 12日(木)の午後、さる1月23日(金)に開催された日本歯科医師連盟(以下、日歯連盟)の第123回臨時評議員会において、2016年に開催される次期参議院比例代表選挙の日歯連盟推薦候補者に決定した砂川 稔氏(日歯連盟参与)が代議員の前で挨拶。砂川氏は「選挙に勝つことは手段であり、日歯、日歯連盟の政策を実現することが目的である」と力強く語った。 その後、2日間にわたり、地区代表事前質問7題、個人事前質問20題に対する質疑が行われた。地区代表質問では、超高齢社会における歯科のかかわりに関する政策や研究調査などの質問が挙げられた。個人質問では、消費税に関する内容や地域医療介護総合確保基金(新基金)への対応、歯科新病名の創生、入会・未入会対策など、諸問題について質疑応答が行われた。平成27年度事業計画など4議案が可決第177回臨時代議員会上程された議案に賛成する代議員ら。 3月12日(木)、13日(金)の両日、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第177回臨時代議員会が開催された。 開会後、大久保会長は挨拶の中で、9年間にわたる会長職の総括として日歯の存在意義について言及。歯科界としての発言が私的な立場ではなく公的な立場であるということを執行部全員が意識し続けてきたと強調した。 その後、各担当理事より会長予備選挙報告、一般会務報告、社会保険関係報告、地域保健関係報告などが行われ

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