新聞クイント2015年4月
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2015年4月10日(金) 第232号3 今月のニュース政 治 今月のニュース社 会 2月21日(土)、22日(日)の両日、名古屋市中小企業振興会館(愛知県)において、愛知県歯科医学大会・第38回中部日本デンタルショー併設((一社)愛知県歯科医師会主催、(一社)愛知県歯科技工士会、(公社)愛知県歯科衛生士会、東海歯科用品商協同組合共催)が「健やかに生きるための歯科医療」をメインテーマに、昨年の来場者数を上回る10,414名が参集し、盛大に開催された。 会場では2日間にわたり特別講演1題、企画講演15題、ワークショップ、テーブルクリニックなど、昨年にも増して充実したプログラムが展開された。とくに、倉治ななえ氏(日本歯科医師会常務理事)による特別講演「子育て歯科~歯並びのよい子に育てるために~」や岡崎好秀氏(国立モンゴル医科大学客員教授)による企画講演「歯科の世界はこんなに面白い『口腔機能から食育、そして小児歯科診療まで』」、佐藤幸司氏(佐藤補綴研究室)による「義歯製作の臨床的ガイドライン~臨床総義歯学・IODの咬合~」には多くの参加者が聴講したほか、保険収載によってさらなる広がりが期待される周術期口腔機能管理やCAD/CAM冠などの演題にも注目が集まり、明日からの臨床に役立つ情報を求める参加者らの熱心に耳を傾ける様子が見られた。 また、併設された第38回中部日本デンタルショーの会場では、歯科医療を取り巻く環境の変化への対応が求められるなか、口腔ケアをはじめとするメインテナンスや、院内感染対策、CAD/CAMシステムなど関心の高い商品が設けられた展示ブースに多数の参加者が詰めかけた。初日に行われたテープカットの様子。10,414名が来場し盛会愛知県歯科医学大会・第38回中部日本デンタルショー 今月のニュース社 会 2月25日(水)、歯科医師会館において、日本歯科医師会(以下、日歯、大久保満男会長)による第2回がん診療医科歯科連携推進協議会が開催され、全国各地から担当者ら100名以上が参集した。 会場では、大久保会長ならびに正林督章氏(厚生労働省健康局がん対策・健康増進課長)による挨拶後、報告では佐藤 徹氏(日歯常務理事)より日歯が取り組んでいるがん診療医科歯科連携推進の事業計画が示され、益池靖典氏(厚生労働省健康局がん対策・健康増進課主査)よりがん対策の現状や医科側への周知など、今後の展望が示された。また、上野尚雄氏(国立がん研究センター中央病院歯科医長)より、がん医科歯科連携に関する情報提供として、講習会で使用する全国共通のナショナルテキストや動画の紹介もなされた。 その後の事例発表では、埼玉県歯科医師会、大阪府歯科医師会、広島県歯科医師会の担当者が登壇。各府県それぞれのがん診療連携に関する取り組みが報告された。 最後に行われたパネルディスカッションでは、がん診療医科歯科連携を推進するための課題として、診療情報提供書作成の負担軽減やスムーズな紹介システム構築、口腔ケアの認識を高めるための啓発活動、チーム医療推進のための教育・研修など多岐にわたる意見が出された。時間を超過するほど熱心な意見交換が行われ、医療連携に対する関心の高さがうかがえた。 なお、連携するがん診療連携拠点病院は346施設(平成26年12月末現在)となっている。パネルディスカッションの様子。全国各地から担当者が参集第2回がん診療医科歯科連携推進協議会 今月のニュース学 会 2月23日(月)、歯科医師会館において、日本歯科医学会第92回評議員会(住友雅人会長)が開催された。 議事については、「第1号議案 日本歯科医学会専門分科会承認基準の一部改正」「第2号議案 平成27年度日本歯科医学会事業計画」「第3号議案 平成27年度学会会計収支予算」など全7議案が上程され、すべて可決された。その中で「第5号議案 日本歯科医学会役員(学会会長)選挙」では、立候補の届出者数が定数を超えなかったため、住友現会長が無投票で再選を果たした。「第6号議案 認定分科会への登録に関する件」では投票の結果、日本口腔検査学会(井上 孝理事長)の認定分科会への登録が承認された。 協議では、日本歯科医師会の公益社団法人移行にともない、独立性を確保した法人格の必要性が問われていたこともあり、一般社団法人日本歯科医学会の設立について提案がなされ、評議員からは反対意見もなく同意が得られた。今後は、事業内容や会員種別、会費、定款などについて検討されるとのこと。 また、会場では平成26年度日本歯科医学会会長賞授賞式が行われ、研究部門では山田好秋氏(東京歯科大学客員教授)、山根源之氏(同名誉教授)、赤川安正氏(奥羽大学学長)、教育部門では福田仁一氏(新百合ケ丘総合病院歯科口腔外科研究所所長)、向井美惠氏(ムカイ口腔機能研究所所長)、出口眞二氏(横浜歯科技術専門学校歯科診療所院長)、地域歯科医療部門では渡邉洋夫氏(東京都歯科医師会会員)が表彰の栄に浴した。一般社団法人日本歯科医学会の設立へ第92回評議員会上程された議案に対して賛成する評議員ら。 3月1日(日)、神奈川県歯科医師会館において、平成26年度災害歯科コーディネーター研修会(日本歯科医師会主催、神奈川県歯科医師会共催)が開催された。多数の参加者でサテライト会場が用意されるなど約250名が参集した会場では、終始熱の入った講演が行われ盛況となった。 会場では、村岡宜明氏(日本歯科医師会常務理事)、高橋紀樹氏(神奈川県歯科医師会会長)、長谷川嘉春氏(神奈川県保健福祉局保健医療部長)、鑓溝裕也氏(神奈川県警察本部刑事部鑑識課長)による挨拶が行われた。 その後、村岡氏による講演①「総論」、大黒英貴氏(日本歯科医師会理事)による講演②「災害時における歯科医師会の対応」、石井正三氏(日本医師会常任理事)による講演③「DMATを含めたJMATの活動の実際と歯科保健医療」、杉浦隆彦氏(日本歯科医師会災害時対策・警察歯科総合検討会議委員)による講演④「身元確認作業の実施について」、中久木康一氏(東京医科歯科大学大学院顎顔面外科学助教)による講演⑤「災害時歯科保健医療における口腔アセスメント」が行われた。 なかでも、本研修会初となる医科からの講師として、東日本大震災で活躍したJMAT(Japan Medical Association Team:日本医師会災害医療チーム)の結成にあたり、中心的な役割を果たした石井氏が登壇。氏はJMATと歯科医師、歯科医師会との連携について、とくに身元確認作業や避難所の口腔ケアをはじめとする健康管理においてはその必要性を強調するなど、災害医療に関する示唆に富んだ内容を披露し、参加者の関心を集めた。約250名が詰めかけた研修会会場の様子。終始熱の入った講演で盛会平成26年度災害歯科コーディネーター研修会

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