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会議センター3F |
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- 大森有樹
- 大阪府開業
[PROFILE]
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1999年 九州歯科大学卒業
2005年 大森歯科医院開設
現在、大阪SJCD理事・レギュラーコース講師、咬合・補綴治療計画セミナー講師、ITI /Straumann講師、AO・EAOメンバー
力のリスク診断によって変わる治療計画・補綴設計
[講演内容]
人間の口腔内に起こるトラブルの原因は意外とシンプルで、1)カリエス、2)ペリオ、3)力(咬合)、4)医原性の4つくらいしかない。カリエスとペリオに関してはエビデンスも多く存在し、エビデンスに基づき適切な対応をすればトラブルを回避することが可能である。しかし力に関してはエビデンスも少なく、それぞれの術者の勘や経験に頼るところが多い。
もしその患者が力によって起こるトラブルに見舞われやすい(力のリスクが高い)のであれば、咬合再構成をはじめとする力のコントロールが必要となる。その判別は、力のリスク診断を行わなければわからない。つまり咬合治療が必要かどうかを含め、力のリスク診断の結果によって治療計画が大きく変わるのである。
根本的な解決を図るためには、力のリスク診断を行い、その結果に基づき治療計画を立て、治療・メインテナンスにあたらなければならない。