講演内容 Abstract
ICUに勤務する友人の歯科衛生士が「どうして緊急でICUに入院される方の口腔環境はこんなに劣悪なのか」と嘆いていた。急性期の医療や介護が必要になってから口腔のケアを受けるのではなく、定期的に歯科を受診し、感染症予防を基本とした口腔衛生管理等を受ける。そして、もし通院できなくなっても、よく管理された環境下で必要な治療やケアを受けることができる。そんな社会を当たり前にしなければならない。シームレス診療を普及するうえで、歯科衛生士の役割は非常に大きい。
本講演ではシームレス診療の理念と実際の取り組み方を考えてみたい。
-
-
- —診療室からシームレスにかかわり続ける—全国10医院の歯科訪問診療
-
- the Quintessence 2015年1月号