ORAL Information 2019
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QUINT ORAL INFORMATIONクイント・オーラル・インフォメーション3予防からはじまります。お口のなかは年をとりにくい!正しい歯磨きで、口元美人に!! 人は年を重ねると、髪の毛の減少・皮膚のしみやしわ・体力の低下・視力の低下など、あらゆる変化を目の当たりにします。しかし、人は少しでも若いときの状態を保つためにいろいろと努力をして、時間とお金をかけています。若さを保つことはとても大変なことだと思います。 しかし、口腔内の“若さ”は、歯ブラシだけでも維持することができるのです。早く気づき、早く実践することで、より長く若いときを維持することができます。口腔内の組織は、「歯」と、歯を支える「歯周組織」で成り立っていますが、「歯」を早くからケアしてむし歯を予防することで、白い歯を維持できます。また「歯周組織」では、口元の若さに影響を与えるのが、付着歯肉とよばれる歯に近い部分の歯肉です。この部分は粘膜や口唇などとは違って脂肪細胞がないので、太ったりしてもブヨブヨにはなりませんし、逆に年をとってもしわはできないのです。 正しい口腔ケアを早いうちに学び実践することで、何歳になっても若さあふれる口元美人に! 口元美人の笑顔は最高に素敵です!! 歯磨きはほとんどの方が毎日行っていますが、「磨いている」のと「磨けている」のは違います。毎日行っている自分の歯磨きは正しいのか、歯科医院で歯科衛生士のチェックを受けられることをお勧めします。〈主な著書〉左: シリーズMIに基づく歯科臨床vol.05 ペリオドントロジー&ペリオドンティクス 下巻右: 新版 Q&Aで悩み解消! 図解SRPテクニック石原美樹愛知県・COCO DentMedical歯科衛生士お口のなかもスキンケアが大事!気になる異常は歯医者さんで発見! スキンケアの基本は「保清」「保護」「保湿」。清潔を保ち、傷がつかないように保護し、乾燥しないように保湿するセルフケアが大切です。 お口は、粘膜どうしがお互いにいつも接触しているという特徴があります。だから乾燥すると、上皮が摩耗し、傷がつきやすくなります。摩耗するとカンジダが付着しやすくなり、傷があると侵入しやすくなるので、口腔カンジダ症のリスクが高まります。 口腔カンジダ症は口内炎の1つです。口内炎の代表はアフタ性口内炎ですが、外傷性の口内炎や、自己免疫疾患のような口内炎のほか、ウイルス、細菌、真菌(カンジダ)など微生物が原因となる口内炎があり、なかなか複雑です。原因によって対処が異なるので、診断は重要です。 口内炎の原因がさまざまなので、現れる症状もさまざまです。発赤、びらん、潰瘍、アフタ、白苔、水疱……。口内炎だと思っていたら癌だった、ということのないように、粘膜や歯ぐきの定期的なチェックはかかせません。いつでも受診できるように、かかりつけの歯科を持っていると安心です。 お肌のケアも大事だけど、お口のケアも大事です。気になる異常は歯医者さんで早期発見を!〈主な著書〉左: 新版 チェアサイド・介護で役立つ 口腔粘膜疾患アトラス どこで見わけて、どう対応? 右: 歯科衛生士必携! 有病者の対応 チェアサイドSOSブック中川洋一鶴見大学歯学部附属病院・口腔機能診療科あら?ベロに口内炎ができているわ。口内炎ってあまり放っておかない方がいいのよね……。こういうとき歯医者さんでいいのかしら?早期に異常を発見するためにも、歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。気になるお口の異常は、歯医者さんに相談できます。口元は見た目40代にしか見えませんね。お若いですね!お手入れを早くからすることで若い状態をキープできますよ!Bさんのお口の中もう20年ですよここに通って…きれいな歯ですね!ただ…歯と歯ぐきを健康的に!いつまでも若いお口元を!正しい口腔ケアで!初めて歯医者さんに来ました。

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