歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌
「QDT」は、「歯科医師と歯科技工士がともに読むデジタルエイジの補綴専門誌」。歯科技工、および歯科技工士を取り巻く現状は近年大きく変化し、その就業人口の減少を歯科技工士の努力や最新テクノロジーでカバーする状態で均衡を保っている。こうした中、歯科医師にとっても歯科技工への理解は以前にも増して重要になってきており、もはや理想論ではなく実用的な話題として眼前にある。また、歯科技工士にとってもよりいっそうチェアサイドの知識を身につけることが、今後の繁栄と患者満足のために必須である。「QDT」はこれからも、標題のテーマに沿ったタイムリーな話題を提供していく。
月刊、年12冊
1部定価:2,420円(本体 2,200円+税10%)
MASTERPIECE
調和を求めて
ーフェイシャルカットバック症例ー
伊原啓祐
Guest Editorial
第142回 「第9回日本国際歯科大会2023」を振り返って
QDT編集部
Feature article #1
義歯製作時におけるオンライン立ち会いの可能性
(後編・実践編)
長谷英明/古賀智也/髙江洲 雄/鈴木宏樹
連載 補綴装置と歯周組織の接点
第17回(最終回):エビデンスに基づいた欠損補綴処置(インプラント支持型クラウンおよびブリッジ)
木林博之/森田 誠
Feature article #2
日々の臨床におけるチェア-ラボコミュニケーション
臨床経験を積み重ねることで育まれていく歯科医師-歯科技工士のチームワーク
木村正人/政廣明徳
インタビューと症例から探る若手臨床家のラーニングカーブ step ahead
No.167 三星 昭
短期連載 失敗しない写真撮影
初心者のための「まずはここから」
後編:顔貌・リップの写真とラボサイドでの撮影
長嶋一直
連載 開業奮闘記 さすらいのラボ経営と燃え盛る技工士魂
第36回(最終回) 遥かなる旅路
村田彰弘
QUINTESSENZ ZAHNTECHNIK QZ DIGEST
2023, 6 岡部和幸
NEXT GENERATION 新鋭歯科技工士症例集
中切歯単冠修復を成功させるための画像合成試適を用いたアプローチ
中川 透
Topics & Information
Quint Dental Gate Topics Ranking
News & Topics
「勝史塾創立12周年記念講演会」開催
「“歴史”から導き出す現代最高峰の総義歯—究極の“咬合採得”と“印象採得”の実演—」をテーマに
林 宏暁
第9回ワールドデンタルショー2023「Team Dental Labo Japan」出展ブースに参加して
小川美渚
New Products Outlook
Meetings
年間総目次
Next Issue/From Editors
MASTERPIECE
林 直樹
Feature article #1
新春対談 東西気鋭対談:補綴・修復治療の進化と夢
岩田 淳/内山徹哉
1975年の創刊以来、補綴歯科におけるさまざまな「夢」や「憧れ」を読者に提示してきた「QDT」。歯科、とくに補綴・修復の分野はその他の医療分野と比較しても術者の手技のシャープさやプレゼンテーション能力が問われる場面が多く、それぞれの時代に憧れ・目標とされる歯科医師が登場し、時代を彩ってきた。こうしたなか、近年、キャリアの前半で「QDT」に掲載され、その後とくに目覚ましい活躍を見せている歯科医師として岩田 淳氏(兵庫県開業)と内山徹哉氏(東京都開業)が挙げられる。いずれも40代にして講演・執筆多数であり、さらに時代を反映してSNSでの発信やウェビナーも活発に行われている両氏は、補綴・修復分野において手技的にも学術的にも20~40代歯科医師にとってのオピニオンリーダー的存在となっている。そこで本企画では、そんな「QDT発の」「気鋭ツートップ」といえる両氏をお招きし、その学びの軌跡や取り組んでおられる症例、そして今後の補綴・修復治療の進化についての展望などをお聞かせいただく。
Feature article #2
座談会 前歯部モノリシックジルコニア最前線
前編:インフィルトレーションとステイン
鬼頭寛之/鈴木 淳/チェ・ムンシク(Moon-shik Choi)/都築優治/松山真也/峯崎稔久
近年のジルコニアの進化は著しく、前歯部においてもモノリシックジルコニアで対応する機会が増えてきた。しかし、この前歯部のモノリシックジルコニア製作においては、まだまだそれぞれの臨床家が試行錯誤している状況であり、その方法論も固まっていないと思われる。そこで本誌では、本年5 月号から6回にわたり、著名なセラミストによるリレー連載というかたちで、それぞれの製作コンセプトを紹介してきた。さらに、来年1 、2月号では、このリレー連載の著者陣による座談会を行い、前歯部のモノリシックジルコニア製作について、より深く掘り下げていく。