デンタルアドクロニクル 2016
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36 特別座談会   が届ける満足な製品と最新・正確な情報茂久田● IDSに絡めて情報の重要性という話がでましたが、どのような情報が開業医の先生方にはとくに必要なのでしょうか?荒井● 企業さんから伝えていただく重要な情報の1つに、製品カタログがあると思います。MOKUDAさんのカタログを見ると、言葉の使い方が物語的で巧みですよね。「そうだMOKUDAに聞いてみよう」「どこかでお会いしているはずです」「商品は、直接お届けできませんが、ご相談はなんでもどうぞ」などなど、夢のある言葉が並んでいます。また、「患者さんに負担の少ない印象採得を」など、患者本位のところも素晴らしいと思いますね。ストーリーとして、医療者に語りかけてきますからね。1医院に1部とはいわず、たくさん置いておきたいカタログですね。康本● 荒井先生がいわれたように、従来の歯科ではみられなかったカタログで、私もとてもいいと思っています。MOKUDAさんは歯科医院との情報交流が秀でていると思います。先ほどの製品の項でもでましたが、患者さんや製品の使用者を第一に考えていることから、大御所と言われる先生だけでなく、いろいろな世代の先生方の意見を吸い上げ、商品をデモとして使っていただき、そこから得た情報で改良していくという流れが確立されていますね。このような情報提供、マテリアル提供が、今後開業する若手歯科医師にはますます重宝されると思います。なぜなら、いまはインターネットで情報はあふれていますが、どれが確かな情報なのかわからず、皆困っているのです。最新かつ正しい情報を歯科医院に提供すればするほど、その企業価値は必然的に高まると思います。MOKUDAさんの活動は情報共有、商品展開それを支えるセミナー開催と三位一体ですので、安心して歯科医院を任せられますね。茂久田● これまで積み上げてきた情報提供、商品提供がこのように評価されるのはとてもうれしいですね。トップの先生方のご意見は拝聴してすぐに反映するけれど、中堅・若手の先生のお話は聞くふりをして結局実行しないということを、MOKUDAでは決して行いません。トップの先生のご意見と中堅・若手の先生のご意見とを、両方ともお聞きしてすぐに反映するというのも、他社とは大きく違う点です。 また、海外メーカーの話をうのみにせずに検討し、会議の中だけで議論を導くこともありません。まずはプロトタイプをつくってみて、試用した先生方のご意見を広く深く聞き、そこから得たビジョンに応じて、すばやく改良した製品を再度お渡しするという開発プロセスは継続していきたいですね。そして、医院の経営にとって重要である、『プロトコールがスムーズになる、早くなる、安心で確実である、しかも長持ちする、壊れない』というところを優先して1人ひとりの先生を若手からベテランまで区別せずに、すべて貴重な意見として組み合わせて製品をつくっているという自負があります。しかも、入社1年目の若手社員から責任者として制作に参加し、カタログづくりにも反映しているというのも、商品とスタッフとが早く熟成できる秘訣かもしれませんね。 なお、プロにはプロ仕様の製品ということで、外科用器具も多くご愛用いただいております。荒井● マーチンの持針器は素晴らしいですね。持針器だけはいいものを探すという仲間も周りにはたくさんいます。茂久田● とくに持針器に関してはそのようですね。よりよい製品の提供に努めていきます。康本● きらりと光る品揃えもMOKUDAさんの魅力です。4

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