デンタルアドクロニクル 2016
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96JAID特集   JAID設立のメンバーが海外の先生方と直接コミュニケーションをとれたことが最新のインプラントを学ぶ原動力となった。そして現在では、海外の著名な先生方に日本に参集していただき、学会を開催するまでになった。ICOI(International Congress of Oral Implantologists)も、われわれの主な活躍の場となっている。ICOI日本学術大会 さる2015年7月31日(金)から8月1日(日)の3日間、福岡国際会議場にてICOI日本学術大会が大会長:城戸寛史教授(福岡歯科大学咬合修復学講座口腔インプラント学講座)のもと700名以上の会員を集め、盛大に開催された。関東以外でのICOIの学術大会の開催は初めてであった。 国内のみならず海外招待講演としてGil Asafrana先生(イスラエル)による「The Digitally Assisted Controlled Prosthodontic Approach」、Fer-nando Rojas Vizcaya先生(スペイン)による「Integrating biology, sur-gery, prosthesis and CAD/CAM technology to obtain esthetic and functionally predictable cas-es」が講演され、CAD/CAMなど最先端のデジタル技術を用いたインプラント治療の応用について最新の研究データや臨床例を通して学ぶことができた。 また、チーム医療としてのインプラント治療を考えるうえで、介助者である歯科衛生士にもインプント教育が必要であるという考えからICOIの補助機構(ADIA)が3年前より日本で活動しており、本大会においてもインプラントに必要な基礎知識から、メインテナンスまで包括的教育を受けた認定衛生士のケース発表やメインテナンスの公演発表が行われた。質疑応答も行われ、盛んなディスカッションが行われた。 そしてセッションの締めくくりとしてICOIでの活動村松弘康(Hiroyasu Muramatsu)1995年 岩手医科大学歯学部卒業1995年 岩手医科大学歯科補綴学第二講座入局2002年 むらまつ歯科開業福岡国際会議場で2015年ICOI日本学術大会が開催された。また、ADIDインプラント認定歯科衛生士プログラムも行われた(図1)。プログラム終了後に行われたNobel Biocare Japan Nightで登壇する城戸寛史大会長(図2)。図1図2

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