デンタルアドクロニクル 2017
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JAID特集92 JAIDでは2016年度も多くの方々に支えられ、さまざまな活動が精力的に行われました。一部、セミナーにご参加いただいた方々の実際のご感想を交え、その模様をお伝えさせていただきます。(医療法人artistic dental clinic、JAID理事 新井聖範)2016年2月第4回英語論文抄読会(京都・Winスクール京都駅前セミナー室) 第4回の英語論文抄読会が、JAID会員・森本太一朗先生を講師として行われました。森本先生はアメリカのロマリンダ大学のへ留学経験があり、英語のみならず論文検索にも精通されてます。森本先生が事前に準備された英語論文抄読の宿題を各自持ち寄り、2日間みっちりと英語論文を読み解きます。日々突き進む診療の中で、ふと立ち止まり重要な論文の数々からエビデンスを確認する。このような機会は本当に勉強になります。2015年7月~2016年3月第2期JAID歯科衛生士コース(東京、ロサンゼルス) JAIDでは歯科衛生士の育成にも力を注いでいます。大好評の第1期歯科衛生士コースに引き続き、2015~16年も第2期が開催され満員御礼となりました。同コースは単に歯科衛生士の実技スキルアップを目指すものではなく、英語力の向上に加え、徹底したエビデンスベースの世界レベルの歯科衛生士を育みたい、という担当理事の先生方の熱意あるお考えに基づくJAIDならではのコースとなっています。(受講生の声:岩下和美さん 岩城歯科医院) 受講中は、日本と米国での歯科治療の違いや知識を教えていただくことも多くあり、それを強く感じたのがロサンゼルス実習に行った時でした。現地で活躍している歯科衛生士さんの話を聞き、USC内の歯科衛生士学校で実習の様子を見学できたのは本当に貴重な経験でした。まず、米国では歯科衛生士という職業の地位が高く、尊敬される職業であること。加えて、国民の口腔衛生に対する意識の違い。ロサンゼルスでは会う人皆とてもきれいな口元をしていました。残念ながら、日本ではまだまだ歯科治療や予防に対する優先順位が低いのが現状です。しかし、それを変えて行けるのは、歯科衛生士である私達しかいないのではないかと思います。日々出会う患者さん自身のJAIDの活動英語論文抄読会、JAID歯科衛生士コース、JAID LA セミナー、 書籍Oral Implant Rehabilitation、JAID総会・各術大会、JAID認定 訪問歯科衛生士コース第4回英語論文抄読会。第2期JAID歯科衛生士コース。講義の様子。第2期JAID歯科衛生士コース。懇親会の様子。

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