デンタルアドクロニクル 2017
96/164

JAID特集94あまり、会議室ではたまに怒号も飛び交います。会議以外でもほぼ毎夜、電話やメールで打ち合わせは繰り広げられました。 そして今年もついに完成した『オーラルインプラントリハビリテーションシリーズVol.3 口腔機能回復編 ~オーラル・フレイルおよびサルコペニアを予防するためのMFTとインプラントの活用~』。私個人的にもこの3年間、睡眠時間を削り、診療やセミナー、学会参加、発表準備、食事時間以外のすべてを注ぎ込んできたといっても過言ではありません。そして第3巻もJAIDのパワーを結集した書籍となりました。超高齢化社会といわれる現代において、今回の書籍が歯科界の発展に少しでも貢献できましたら一同幸いです。2016年10月JAID総会・学術集会(東京・中央大学駿河台講堂) JAIDでは毎年秋に学術集会を開催しています。2016年の学術集会では韓国・延世大学校歯科大学のIm Seaung先生ならびに韓国カトリック大学教授・Dong-Seok Sohn教授をお招きしご講演賜りました。その他にも、JAID会員を代表し、伊神真次先生(愛知県開業)からSirona社のCERECを用いたインプラント補綴に関する発表が行われました。各講演後には各演者とご参加いただいた先生方での質疑応答が行われ、盛況な学術集会となりました。2016年10月JAID ハワイ大学解剖学実習コース(ハワイ・ホノルル) 今回、JAID初の試みとしてハワイ大学の協力のもと、ハワイオアフ島ホノルルでのセミナーを開催しました。講師にはロサンゼルスの研修でもお世話になっているDr. Samuel Leeを招き、インプラント治療に関する重要な解剖学を学びハンズオンを行うという企画で、募集人員を大幅に上回る40名近い先生方にご参加をいただきました。現地では、ハワイ大学の先生方から解剖学に関するレクチャーやワークショップもあり、Dr. Leeのレクチャーならびにハンズオンも加え充実したコースとなりました。(受講生の声:三井英晃先生 中野セントラルパークデンタルオフィス) ハワイ大学にて行われたSamuel Lee先生による実習セミナーに参加させていただきました。解剖の講義やカダバー実習、最新の3D技術を利用した技術の体験などとても貴重な体験をすることができました。人体解剖では危険な部位、神経、血管の走行などを再認識することができました。まったく外科の経験がない状態ではなく少しずつ経験が増えてきた中での今回のセミナー参加でしたので、自分を見直す貴重な時間にもなり、またすぐに臨床で実践したり意識を変えたりと、この先の自分のステップアップにつながる経験ができたと思います。(受講生の声:林 洋介先生 東京オペラシティ歯科) インプラント治療を行うにあたり、欠損部位のより困難なケースに出会うことも多くなり、ステップアップの必Oral Implant Rehabilitation執筆の様子。JAID総会・学術大会。JAIDハワイ大学解剖学実習コース。講義の様子。JAIDハワイ大学解剖学実習コース。実習後、集合写真。

元のページ 

page 96

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です