デンタルアドクロニクル 2017
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JAID特集96嶋田 淳(ICOI日本法人理事長、明海大学病態診断治療学講座 口腔顎顔面外科学分野教授) ICOI(International Congress of Oral Implantologists:国際口腔インプラント学会)は1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会であり、会員数約25,000名の世界最大のインプラント関連の学術団体です。会員の所属する国・地域は65以上にのぼり、これらをアメリカ大陸、ヨーロッパ、アジア太平洋の3つの地区に分け、本部は米国に置かれています。すべての患者様に、よりよい歯科治療を提供することを目的として、歯科医療従事者のインプラント教育に努めており、インプラントの継続教育を提供する最大の機関としての役割も果たしています。 会員は研究者、大学教員、一般歯科医から口腔顎顔面外科医、歯周病専門医、補綴専門医、歯内療法専門医、歯科矯正医、歯科技工士、歯科衛生士、歯学部生、卒後研修医、歯科業界の代表者など幅広い領域にわたっています。またICOIはFDI(世界歯科連盟)の加盟団体であるとともに、ICD(国際歯科学士会)とも協力提携関係にあります。 ICOI学会誌“Implant Dentistry”は専門家による評価と医療科学・技術を重要視し、厳格に評価された臨床結果の論文を掲載した隔月刊行誌です。2010年7月、Impact Factorが[1.502]と発表されました。これは対象となる歯科医療、医療領域64誌のなかで、28番目に格付けになります。これからもさらに高い評価を期待できます。 ICOI日本法人は、ICOIのアジアパシフィックセクションのうち、日本の会員から構成される支部です。事務局は東京都内に置かれています。今年、2016年に一般社団法人として登録がみとめられた公的な学術団体で、会員数は約1,600名、専門医(Fellowship)と指導医(Diplomate)は約100名です。年に一度、総会と学術大会を開催し、その他専門医認定のための試験事業などを行っております。2017年7月14、15日に東京国際フォーラムにおいて学術大会を実施します。ICOIの活動ICOI(International Congress of Oral Implantologists:国際口腔インプラント学会)は、世界最大規模のインプラント学術団体歯科継続教育を提供する最大の機関ですICOI日本法人発足を記念して。前列左より川口和子氏、西川洋二氏、尾関雅彦氏、春日井昇平氏、鈴木仙一氏、嶋田淳氏、 城戸寛史氏、守口憲三氏。

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