デンタルアドクロニクル 2018
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Dr. Istvan Urbanハンガリー・ブダペスト開業「世界のフロントランナーが語る! 骨造成・軟組織増生のScience & Art」Istvan Urban DMD、MD、PhD ゼンメルヴァイス大学(ハンガリー・ブダペスト)にて1991年に歯学博士を、1996年に医学博士の学位を取得。1992〜1996年、ブダペストのSt. Istvan病院にて口腔外科の研修プログラムを受講。米国・カリフォルニア大学ロサンゼルス校において歯周病学のインターンシッププログラムに参加する。1999〜2000年に米国・ロマリンダ大学のフェローシッププログラムを卒業後、同大学の助教職を得て、インプラント歯科学の卒後プログラムで教鞭をとる。米国カリフォルニア州の歯科医師免許を所有しつつ、現在はブダペストで開業している。2012年には歯周病学のPhDをセゲド大学から授与され、現在、同大学の名誉教授を務める。Osteology Foundationのボードメンバー。インプラント周囲の骨再生や軟組織再建術に関する論文執筆および書籍の部分執筆多数。昨今、ミシガン大学歯周病学講座の非常勤の臨床准教授に就任した。また近年、クインテッセンス出版から刊行された書籍『Vertical and Horizontal Ridge Augmentation : New Perspectives』の著者。これまでのGBRに対する概念を変えた! Dr. Urbanはブダペストで開業する傍ら、ロマリンダ大学、ミシガン大学、そして自らのインスティチュートで教鞭をとっている。数多くのGBR、インプラント周囲軟組織マネジメントに関する論文を発表し、これまでのGBRに対する概念を変え、とくにvertical ridge augmentationの適応症拡大に大きく貢献している。生体親和性の高いコラーゲン膜を用いたソーセージテクニックを思い浮かべる方も多いと思うが、筆者が考える彼の真骨頂は、より安全に外側性の骨増生を可能にする減張のテクニックとフラップマネジメントの開発にある。人間的な魅力にあふれた教育者 彼のクリニックには、海外から自国内では解決できない重度の骨欠損を煩う患者が救いを求めて訪れるが、その期待に応えるべく精力的に治療を続け、またより良い治療法の開発のためリサーチにも努めている。 筆者ら5-D Japan有志は昨年秋に彼のインスティチュートで学んだが、人間的な魅力にあふれた優秀な教育者であった。本講演で参加者は、彼の著書のタイトルにあるようにGBRに対する新しい展望を抱くようになると期待している。Aホール13:00~17:3010/6(土)和泉雄一(座長)牧草一人Giorgio Tabanella船登彰芳石川知弘堀内克啓Istvan Urban石川知弘紹介者静岡県開業下記書籍の5-D Japan翻訳チーム(左から、青山先生、竹内先生、Dr. Urban、筆者)。翻訳チームには他に丹野先生が含まれる。Dr. Urbanの書籍の英語版と最近完成した日本語版(クインテッセンス出版刊、(株)デンタリード販売)。139

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