デンタルアドクロニクル 2019
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102JAID特集   ICOI(International Congress of Oral Implantologists)は1972年に設立された国際的な口腔インプラント学会である。すべての患者によりよい歯科治療を提供するため、歯科医療従事者のインプラント教育に努めており、世界最大規模のインプラント学術団体であると同時に、インプラントの継続教育を提供する最大の機関としての役割も果たしている。 JAID設立のメンバーが海外の先生方と直接コミュニケーションをとれたことが、最新のインプラントを学ぶ原動力となったということもあり、ICOIもJAIDのおもな活躍の場としている。ICOIにおけるJAIDの活動の一部を紹介したい。 2018年の7月21日(土)、22日(日)には、ICOI JAPANの日本支部総会学術大会が「知って得するインプラント治療」をテーマとして尾関雅彦大会長のもと開催された。多くのJAID会員が参加し、大いに大会を盛り上げ、インプラントの知識を学んだ。 9月27日~29日にはICOI world congress ⅩⅩⅩⅥが開催され、JAID会長の岩城正明氏をはじめとした数十名が参加し、世界のインプラント治療の見聞を広めた。 12月7日にはICOI Columbia Uni-versity SymposiumがDenis Tarnow氏とKenneth W.M. Judy氏をチェアマンとして開催された。Homa H. Zadehをはじめとした世界を代表する歯科医師の講演を聞くために、多くのJAID会員が集まった。 今後もこのようなICOIでの取り組みに積極的に参加し、世界レベルの知識を学び、技術を向上することで、患者へ貢献できれば幸いである。 JAIDでは日本の鎖国を打ち破り、世界へと飛び出し、歯科知識を学びたい会員を募集している。(JIAD会員 林 昭利)ICOI日本支部総会・学術大会。総会・学術大会参加のJAID会員。役員、招待演者による記念撮影。ICOI world congress ⅩⅩⅩⅥ。 world congressにて記念撮影(筆者)。world congressにてHoma H. Zadeh先生。JAIDのICOIでの活動

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