デンタルアドクロニクル 2019
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107臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る親身なアフターフォロー コース修了後のアフターフォローとしては、JIADS Club があり、1,000名を超える多くの修了生が入会してさらなる研鑽を続けている。JIADS Clubに入会すると、JIADS総会や海外研修、特別コースの案内、定期購読物(The Journal of JIADS CLUBなど)の配布、歯科器具、材料の特別価格での販売など、修了後も先生方が安心して勉強、臨床ができる体制が整っている。 さらにJSCO(大阪)やJSCT(東京)そして各支部で定期的に開催されている勉強会に参加することにより、コース修了後に下がりがちになるモチベーションや曖昧になる知識、技術を向上、安定させ、患者に実践していくための実地的で親身な指導、ディスカッションに触れる機会が得られる。その他の活動 特別コース(各種講演会、ハンズオンコース、カダバーコースなど)や全国7支部における支部講演会の開催、JIADS総会、国内各種主要学会での発表、講演およびAAPやISPPS、PRDなどの国際学会への参加および講演を精力的に行っている。また、ハーバード大学、ボストン大学、タフツ大学、ワシントン大学、ミシガン大学、ミラノ大学などの世界の名門大学においても、講演を行うなど、世界に向けて積極的に情報発信しており、非常に高い評価を受けている。歯科医療のこれからとJIADSの目指すもの 昨今は、患者の希望も高度化、多様化し、治療の目標がただ単に機能の回復にとどまらず、高い審美的結果が求められる時代になっており、炎症性疾患の治療のみならず、根面被覆術のような非炎症性疾患への対応も不可欠になっている。今後もますます清掃性、機能性、審美性がさらに高次元で共存する治療結果が求められていくであろう。 しかし反面、昨今のインターネットの普及により、歯科医療の現場においても、情報過多、情報錯誤の時代になっているが、混沌とした情報社会のなかで、正しく、必要な情報を的確に取捨選択することは非常に難しい。患者にとって、不利益で怪しいものに惑わされないためには、揺るぎのない太い幹のような確固たる治療コンセプトを身につけることが必要となる。 JIADS では繊細なテクニックや術式についても勿論、詳しくお伝えしているが、先生方のこれからの臨床を長く安定して支えてくれる治療コンセプト(決してブレない軸)の形成、共有に非常に力を入れていることを強調したい。 これからのJIADSでは、現在、歯科医療界で問題になっているさまざまな事象や時代の潮流を的確に捉え、その問題解決のみならず、将来にわたって患者に求められるであろう未来の歯科医療像についても真剣に取り組んでいきたいと考えている。カダバーコースの実習中。バンクーバーで開催されたAAPとISPPS参加時集合写真。日本国際歯科大会JIADS NIGHT集合写真。瀧野新理事長就任記念パーティー。

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