デンタルアドクロニクル 2019
76/180

 山﨑長郎×馬場一美図8 デンツプライシロナ社が提供できるデジタルソリューション。図10 「SICAT エアー」を導入することで広がる歯科医療の多様性。アー」は自動的に気道解析してくれるし、狭窄している気道も色分けされていてパッと見やすいので、活用しない手はないですね。山﨑:これまで人の命に直結しないといわれてきた歯科でしたが、歯や口から全身の健康を支えることができる時代になってきました。これまでのように歯科領域だけの知識や技術の習得だけでなく睡眠時無呼吸といった隣接医学の知識も必要となっていますので、ますます生涯学習は重要となります。たとえば、インプラント治療を含めたオーラルリハビリテーションによって気道が狭くなり、無呼吸になるのではないかという症例が臨床家の間で最近は見られますので、そのような点においても慎重になる必要があります。睡眠時無呼吸とブラキシズムへの対応は、私たち歯科医師の役割ともいえますね。デジタルテクノロジーを歯科医療で活用する時代――AI、IoTの活用が期待されるなか、デジタルテクノロジーはますます進歩していくことでしょう。歯科医師の先生方は、臨床の中でデジタルをいかに活用していくか、または活用できるかが求められると思います。その点について先生方のご意見をお聞かせください。山﨑:患者さんの生活の中にもデジタルはますます普及している時代です。歯科においても、すでに患者さんの問診や診査・診断、治療計画、治療、メインテナンスにいたるまであらゆるデジタル機器やシステムが使用されていますので、今後デジタルを活用しない歯科医療は考えられないでしょうね。デジタル化のすばらしいところは、これまで直接見えなかったり直達でアプ図9 治療用アプライアンス。SICATエアーを導入することによる差別化医科歯科連携の重要性と利点予防健康意識の高まり決断力の向上治療への付加価値矯正患者さん満足の向上CERECガイド2SICATエアーSICATファンクション74

元のページ  ../index.html#76

このブックを見る