デンタルアドクロニクル 2020
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102臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る2018〜2019年の活動 2018年1月に瀧野裕行氏が理事長に就任し、早2年が経過した。 この2年間の取り組みとしては、JIADSがさらに多くの先生方の臨床の一助になるように、レギュラーコースのブラッシュアップと新コースの設立を行った。また、米国歯周病学会、PRD国際シンポジウム、EuroPerioなど海外学会への参加や発表、講演なども積極的に行った。 昨年は、6月にPRD国際シンポジウムがボストンで開催され、JIADSからも多くの歯科医師が参加した。JIADS講師の中家麻里氏(大阪府開業)、岩田光弘氏(岡山県開業)も演者として登壇し、非常に高い評価を得た。さらにすぐれた臨床歯科医師へ授与されるDistinguished Clinician Awardに小野善弘氏(JIADS顧問)が選出され、授与式では盛大な拍手が送られた。11月にはシカゴでの米国歯周病学会へツアーを組んで参加。歯周形成外科のセッションで浦野智氏(大阪府開業)が登壇し、FGF-2について講演した。また、米国歯周病学会前に行われる歯周形成外科の専門部会であるISPPS(International Society of Periodontal Plastic Surgeons)では、瀧野裕行氏、猪子光晴氏(北海道開業)、Satoko Ono Rubin氏(コネチカット州開業)、増田英人氏(大阪府開業)が登壇し、すばらしい評価をいただいた。JIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies)充実した研修コース─臨床に即した新設コースも─ 現在、研修はレギュラーコース(ペリオ・補綴・インプラント・エンド・ペリオインプラントアドバンス・衛生士)と新設のコースの計11コースで開催している。新設のコースにはGBRコース、デジタル時代を見据えた補綴治療Digital Global Prosthodontics(DGP)コース、総義歯を製作するステップをシステム化したBiofunctional Prosthetic System(BPS)コース、学んだことを理事長 瀧野裕行 Hiroyuki Takinoプロフィール 1991年、朝日大学歯学部卒業。1995年、タキノ歯科医院開設。2006年、医療法人裕和会タキノ歯科医院開設。著書『ザ・クリニカルデンティストリー 成功に導くためのエッセンス』『驚くほど臨床が変わる! こだわりペリオサブノート』『ブタ実習から学ぶ 歯周外科サブノート』JIADSでは歯科医師、歯科衛生士を対象に東京と大阪で多岐にわたるコースを開催している。これらのコースでは歯周治療、補綴治療を中心とした総合治療の実践に必要となる多くの治療オプションを効率的に習得することができる。これまでの受講生は延べ10,000人を超え、非常に多くの歯科医師や歯科衛生士の方々に治療コンセプトと技術をお伝えするとともに世界に向けて積極的な情報発信を行っている。楽しく学び、患者の幸福(口福)に貢献するマネージメント咬合予防補綴矯正ペリオエンドインプラントBasicAdvanceDistinguished Clinician Awardに選出された小野氏(中央)。PRD国際シンポジウムに登壇した中家氏(左)と岩田氏(右)。

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