デンタルアドクロニクル 2020
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口から始まる全身の健康をバクテリアセラピーで実現株式会社ADI.Gが目指す歯科のかたち丸橋:まず最初に、なぜロイテリ菌に注目されたのですか?浅野:患者としてではなくお客様として「治療以外でも歯科クリニックに通う人を増やしたい」という思いがあり、2011年に米アンダーアーマー社のマウスウェアの製造と販売を始めたのですが、そこに来る方々は若くて健康的なのに多くが歯周病でした。口の健康が全身の健康と結びついていることを示せないか模索していたところ、スウェーデンのカロリンスカ医科大学による最先端の予防医学技術、ロイテリ菌というプロバイオティクスを用いたバクテリアセラピー(表1)を知りました。そして幸運にもロイテリ菌を製品化したバイオガイア社に巡り合ったんです。丸橋:いろいろな善玉菌の商品を取り扱う会社があるなかで、バイオガイア社はエビデンスの量が段違いですもんね(表2)。浅野:はい。エビデンスを基に妥協なく研究開発を続ける。そういう姿勢から生まれた製品でなければ、大切なお客様に「間違いないですよ」と信念を持ってお伝えすることはできませんから。丸橋:私も医療人として、自分の実感もないのに患者さんに良いですよとは言えません。逆に自分で体感して良いと思った商品は、患者さんにもプッシュしやすいです。浅野:丸橋先生には当社のロイテリ菌シリーズを日頃から応援していただいていますが、製品についてどのようなご感想をお持ちですか。全身の健康管理に「ロイテリ菌」浅野 弘治株式会社ADI.G 代表取締役社長丸橋 理沙歯科衛生士136

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