デンタルアドクロニクル 2020
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97 ICOI(International Congress of Oral Implantologists)は1972年に設立された国際的なインプラント学会です。すべての患者によりよい歯科治療を提供するため、歯科医療従事者のインプラント教育に努めており、世界最大規模のインプラント学術団体であると同時に、インプラントの継続教育を提供する最大の機関としての役割も果たしています。また、ICOIの学会誌「Implant Dentistry」は[1.502]という高いインパクトファクターを有しており、学術機関として高い評価を得ています。 この世界的な学会の次期会長として4年前に指名を受けた鈴木仙一先生が、2019年8月にニューヨークで開催されたICOI world congress xxxvIIにおいて、満を持して世界会長に就任されました。ICOI japanやJAIDのメンバーが何十人もニューヨークへと駆け付け、新会長就任を祝福しました。 鈴木世界会長からは今後のICOIの展望を含め、日本はもちろん、世界も牽引するたくましいお言葉をいただき、筆者もさらに歯科道を邁進しようと決意を新たにしました。 また、2019年にはworld congress 以外にも、11月の30th Annual NYU/ICOI インプラントシンポジウムや12月の10th Annual Columbia University/ICOI デンタルインプラントシンポジウムが行われました。以上のようにICOIは毎年、さまざまな大学とコラボして世界の歯科医師の教育に貢献しています。 日本の歯科医師が世界へ羽ばたくことを期待して参加をお待ちしております。JAIDの海外活動―ICOI world congress xxxvII―林 昭利(JAID会員、東京都開業:ブリリア大井町ラヴィアンタワー歯科クリニック)ニューヨークで開催されたICOI world congress xxxvII(a)。ICOIの新たな世界会長となった鈴木仙一先生が講演を行った(b)。その後、日本から同行した有志たちにより会長就任が祝された(c)。abc

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