デンタルアドクロニクル 2021
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臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る講師が語る109て東京では定期的に開催し、大阪支部や福岡支部においてもウェビナーにて講演が行われる予定で、限られた環境のなかであっても、こういった学術活動をを企画して行く予定である。東京支部コースの特徴 東京支部のコースは大きく分けるとレギュラーコース、原宿マスターコース、マイクロコースに分けられる。レギュラーコースは、1年12回のハンズオン付きのコースで、診査診断から治療計画立案、インプラントや歯周補綴など、日常臨床で日々行われる内容で、即日臨床に応用していただける有益性の高いコースである。最高顧問・山﨑長郎先生、常任理事・茂野啓示先生が講義実習を担当し、インストラクターも東京支部の理事らが細やかな対応している。 原宿マスターコースはレギュラーコースよりもよりアドバンスな内容となり審美修復治療、現代の咬合再構成についてや矯正治療などを絡めたインターディシプリナリーアプローチなどの内容である。山﨑長郎先生が講義実習を担当される。 マイクロコースは、マイクロスコープを日常臨床に応用し基本から臨床応用まで役立つ内容となっている。より細かくマイクロスコープの使用方法などを行うベーシックコース、岡口守雄先生が担当するエンド治療をマイクロスコープで行うエンドコース、東京支部会長大河雅之先生が担当するマイクロベニアコース、鈴木真名先生が担当する拡大視野下の歯周外科処置、再生療法を行うペリオアドバンスコースに分けられる。活躍する出身者 レギュラーコースの出身者は日本臨床歯科学会東京支部の会長である大河雅之先生をはじめ、理事は皆卒業生であり、多くの先生が各分野でスペシャリストとして活躍している。たとえば、歯周治療の鈴木真名先生、インプラントの皆川仁先生や日高豊彦先生、審美の植松厚夫先生や北原信也先生、接着審美の大河雅之先生というイメージをもたれるかもしれない。しかし本学会は診査診断から包括的な診療を軸としている。口腔全体をみて、基礎データやコンベンショナルな治療を前提としてスペシャルな治療が存在し、世界で通用する治療を出身者皆が自らの臨床現場で行っている。日本臨床歯科学会のこれから 本学会はコロナ渦において積極的なフィジカルでの活動は自粛しているが、レギュラーコースをはじめとする各種研修会、ウェビナー、ZOOMでの症例検討会を通じ、目標のために日々研鑽を重ねている。 また、臨床学術のため会員のクリニックごとで行う臨床研究(クリニカルリサーチ)を集積、考察し日本臨床歯科学会誌に原著論文として投稿することを目標に活動を始めている。 臨床、学術の両立により世界の歯科界を牽引する学会を目指している。図3 岡口先生のエンドコース。図2 会場の原宿セミナー室。申込み・お問合せ日本臨床歯科学会東京支部ホームページhttp://www.tokyo-sjcd.com図1 インストラクターである東京支部理事。東京支部コースのご紹介Regular レギュラーMaster マスターMicro マイクロ■■基礎資料の収集・総合診断治療計画基礎資料の収集・総合診断治療計画■■歯周治療(歯周外科基礎)歯周治療(歯周外科基礎)■■咬合治療の実際など咬合治療の実際など■■マイクロスコープの扱い方マイクロスコープの扱い方■■審美的コンポジットレジン充填審美的コンポジットレジン充填■■縫合など縫合など図4 大河先生のマイクロベニアコース。■■ベーシックコースベーシックコース■■エンドコースエンドコース■■マイクロべニアコースマイクロべニアコース■■ペリオアドバンスコースペリオアドバンスコース

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