デンタルアドクロニクル 2021
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114臨床力アップ  に直結! 話題の研修・セミナー情報!講師が語る2020年の活動 未曾有のコロナ危機に始まった2020年、3月以降の全コースが中止となった。そのような状況下もコース再開を待ち望む声は絶えず、その期待に応えるべく検討を重ね、厳密な感染予防対策を施したうえ8月初旬に再開にこぎつけることができた。ほとんどの受講生が参加され、コース終了後には開催自体に対する感謝の言葉を多くいただいた。その後、他のコースも随時再開し、大好評のGBRコースやDigital Global Prosthodonticsコースも行われた。 また、WHITE CROSS社を通してオンラインでの講演を企画し、「JIADSエッセンシャルコース:THE CLINICAL DENTISTRY—成功に導くためのエッセンス」として計7回の講演をスタートした。第1回には創始者の小野善弘先生も登壇され、瀧野理事長とともに講演された。その後も講師陣の講演が続き、JIADSのほぼすべてのコースを網羅したエッセンスを全国の先生方にお届けできる予定である。振り返り視聴もあり、今から申し込みいただいても初回から視聴可能である(詳細はWHITE CROSS社HPまで)。 12月のJIADS総会もオンライン開催となり、「新たな時代の扉を開く〜術式、材料、治療計画の変遷〜」と題し、8名の演者が歯周形成外科、再生療法、衛生士セッション、治療計画について講演した。短い時間のなかでも充実した内容で、大きな反響をいただいた。 オンライン講演は、諸事情でこれまで受講を見送ってこられた先生方にJIADSを知っていただく有効な手段である。ただし、やはり実際に手を動かし、その場でやりとりができる実習は何物にも代え難く、受講された先生からも同様のご意見を多くいただいている。コロナの状況を睨みつつ、可能な限り今後も通常のJIADS(The Japan Institute for Advanced Dental Studies)コース開催を通して先生方の臨床の向上に貢献したいと願っている。親身なアフターフォロー コース修了後のアフターフォローとしてJIADS CLUB があり、1,000名を超える多くの修了生が入会してさらなる研鑽を続けている。入会すると、総会や海外研修、特別コースの案内、定期購読物(The Journal of JIADS CLUBなど)の配布、歯科器材の特別価格での販売など、修了後も先生方が安心して勉強、臨床ができる体制が整っている。 さらに、Jiads Study Club OsakaやJiads Study Club Tokyo、各支部の勉強会に参加することで、コース修了後に下がりがちなモチベーションや曖昧になる知識、技術を向上・安定させ、患者に実践していくための実地的で親身な指導、ディスカッションに触れる機会が得られる。理事長 瀧野裕行 Hiroyuki Takinoプロフィール 1991年、朝日大学歯学部卒業。1995年、タキノ歯科医院開設。2006年、医療法人裕和会タキノ歯科医院開設。著書『ザ・クリニカルデンティストリー 成功に導くためのエッセンス』『驚くほど臨床が変わる! こだわりペリオサブノート』『ブタ実習から学ぶ 歯周外科サブノート』JIADSでは歯科医師、歯科衛生士を対象に東京と大阪で多岐にわたるコースを開催している。これらのコースでは歯周治療、補綴治療を中心とした総合治療の実践に必要となる多くの治療オプションを効率的に習得することができる。これまでの受講生は延べ10,000人を超え、非常に多くの歯科医師や歯科衛生士の方々に治療コンセプトと技術をお伝えするとともに世界に向けて積極的な情報発信を行っている。楽しく学び、患者の幸福(口福)に貢献するマネージメント咬合予防補綴矯正ペリオエンドインプラントBasicAdvance

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