デンタルアドクロニクル 2021
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164日本占術協会名誉会長 浅野八郎 が占う2021年の大予言混乱の中から新しいものが生まれ、明るい方向に向かっていく年■ 2021年はどうなる 2021年は、ヨーロッパ式のカバラ占星術では運命数「5」の年にあたり、運気が不安定になりがちですが、新しいチャンスも多い年といえます。社会的交流が活性化するので、新しい組織づくりにも適しているでしょう。 また、十二支では「丑年」にあたっています。「丑」という文字は「糸」ヘンをつけると「紐」になり、種が土の下で育ち、それがのびる前の状態をあらわしています。丑年は、過去数年間つもりつもった苦悩やもめ事が、ようやく決着するという年。経済の動きも政治も、いよいよこれからが本格的なものになっていくでしょう。 前の年にいったん不安定になったものが倒れたり、変動が起こりやすく、もめ事もないわけではありませんが、混乱の中から新しいものが生まれ、明るい方向に向かっていく年といえそうです。■ 政治 混乱の中から、新しい組織を作り出すような力のある年で、とくに新しい国家が生まれることが多い年といえます。それまで政治や世の中に不正、不透明なことが続くと、それに対して抑えられない怒りや不満が、表面化してくるといったこともあります。 たとえば、1868年に明治維新が始まり、1922年にはソビエト連邦が成立宣言をしました。1949年には中華人民共和国が成立、アイルランドが独立しました。 ただ新しいものが台頭してくるものの、なんとなくハッキリしない面もあったり、新しい政治が誕生しても、リーダー不足になりやすいのも問題点といえます。■ 経済 運命数「5」の年には、前の年に収縮したものを再生する力があるとされています。過去の同じリズムの年では、1957年のなべ底景気の後、1958年に岩戸景気で好況となりました。 新しい組織が編成されて、経済が動くことも多いでしょう。たとえば1967年には、EUの前身であるヨーロッパ共同体(EC)が誕生。1985年には、公社が民営化されNTTとJTが発足しました。 そういった新しい動きが活発化するものの、政治が曖昧であるため、その影響を受けて、経済にも勢いがなくなることもありそうです。 新しいことを考え出すことに興味を失う人もいるでしょう。廃業したり、転業する人も増えてきます。1976年には、ロッキード事件が起こり、造船不況で失業者が増大しました。 新しい勢いに乗って明るい方向にいくか、逆に勢いをなくすか、両極端になりやすいのも、運命数「5」

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