デンタルアドクロニクル 2021
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62株式会社ゼロメディカル安斉昌照 中田光太郎 原 征弘ゼロメディカルとホームページを運用するようになって、どのように変化したのか?原 今回、弊社でゼロメディカルでホームページをつくらせていただいて、実際にどうですか。いままでどのような感じで運営されていましたか?安斉 いままでは正直、運営会社に丸投げ状態でした。そもそもホームページは何となく医院の看板みたいなものと知っていたのですが、まずそのコンセプトがはっきりしていなくて、ブレブレな感じだったんですね。「何でもやりたい」みたいな感じでした。以前お願いしていた運営会社でもコンセプト云々の話もあったのですが、自分でもよくわかっていなくて、実際に自分がホームページを活用して「こうしたい」、「ああしたい」というのをわかるようになったのは、最近なんです。 それと中田光太郎先生を尊敬していまして、「中田先生みたいになりたい」、「中田先生のところのホームページみたいにしたい」というのがあったので、中田先生にメールして、「中田先生、ホームページ会社を紹介していただけませんか?」というところから始まりました。原 ありがとうございます! 開業されたのは何年ですか。安斉 父から引き継いで6年になります。原 ホームページで何を表現するかは、最初はまず「知ってもらいたい」という宣伝効果のような狙いもあると思います。いまは宣伝効果のポイントをつかんで、その一歩先を見込んで、リニューアルされたいということだったんですね。安斉 そうですね。原 私もいまから16年前、医療法人の医科と歯科の総合クリニックの事務長を5年ほどやっていました。そのスタートは、歯科の先生が医科歯科総合クリニックをつくりたいというので、そのお手伝いをしたんです。そのときのコンセプトが「よりよい医療のためには、医科と歯科が連携しなければいけない」というものでした。ホームページでは「とにかく患者さんを集めるため」というところがあったので、何でもコンテンツを発信していました。結果、何が起きたかというと、先生たちもいろいろな先生がいて、患者さんもいろいろな患者さんが来て、症例が増えていく。自分たちの技術も研鑽しなければいけないというところもあって、だんだん特化した治療を求められるようになってきました。そこで、特化した先生の技術をきちんとマッチングさせて配信すると、患者さんも特定されてきて、医院経営自体がスムーズになりました。中田 まさにそうだと思います。当時のホームページが「とにかく患者さんを集めよう」でした。私の場合は20年以上、自分のWebサイトを持っているのですが、何かつくったら終わり、できたことで満足していたところがありました。ゼロメディカルさんとおつき合いするまで、どれくらいのアクセス数があって、実際それが患者さんの獲得にどれくらい反映しているか、ということすら全然しなかったんですよ。とりあえず義務のように「ちょっと定期的にページを新しくしましょうか」でした。「歯科医院経営におけるホームページのこれから」

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