デンタルアドクロニクル 2021
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65歯科医院経営におけるホームページのこれからきゃいけないじゃないですか。そこをわれわれが記事を修正して納品する。歯科衛生士からライティング記事としていくらというのを買い取って、われわれはそれを修正して販売する。そういった編集機能みたいなものです。中田 それなら、うちの歯科衛生士はやりたいというかも(笑)。原 われわれはそれで利益を出したいのではなくて、最終的に何を起こしたいかというと教育なんです。歯科衛生士が書けるようになって、しかも歯科衛生士の手技もできるとなったら、採用側としては、ブログの運営などをその子に任せて、少しインセンティブを上げてあげれば、クリニックのサイトの運営もわれわれが多くのことをしなくて済むんですね。先生たちがうまくスタッフを教育できるように、使えるスタッフをわれわれも一緒に育てていくことができると考えています。中田 それはついていかないといけませんね。安斉 そうですね。原 いま私自身も一生懸命勉強している最中なので、これを先生と共有して、将来どのような歯科医院経営をしていくか、理想を先生方と話し合いながら、何か形がつくれていければと思っています。われわれはいつも勉強させてもらっている側なので、今度はわれわれがもっとその先の歯科医院のウェブ戦略という情報を提供して使っていただきたいというのが将来の目的ではありますね。中田 SNS、Face-bookでもTwitterでもインスタでもよいけれど、われわれがもっと乗っかっていくようなものをつくってもらいたいと思います。ぜひやりたいですね。原 インスタは3年くらいでまた少し変わってくるのではないかということもありますが、いまはまだインスタは非常に有効だなと思っているので、先ほどのいろいろな情報配信の仕方として、WebとSNSをうまく組み合わせることは、いろいろとフォローしていきたいところです。安斉 よく海外の洋服屋でもレストランでも、必ずソーシャルネットワーク、インスタ、Twitterといろいろありますよね。いまは盛んだけど、また変わっていくということですかね?原 変わっていく可能性はありますね。安斉 私はあまり詳しくないのですが、インスタは、お客さん(患者さん)が上げる投書箱みたいなイメージなのですか? それとも自分たちが情報を発信する場所でもあるのですか。原 発信している場所でもありますね。安斉 では、倉庫ということですか。原 そうですね。倉庫ですね。いま個人的なものが上がっているものでリアルな情報を、また別の人が見るのですが、少し何かファン的なものをつくる要素もあったり、それが法人側に向けて広告を出したり、法人が公式のインスタ画像をつくって情報を配信したり、ライブもできますね。安斉 インスタライブですね。原 そうです。いまの若い人たちが歯科衛生士になって間もないとか、学校から卒業してくる子たちはインスタの世代ですので、たとえば、スケーリングの手技のライブをカメラでつなげてインスタ上で、マイクロスコープで映したデータを流しながら、話しながらというのを、携帯やパソコンから普通にアクセスして見られるということです。そうすると、

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