デンタルアドクロニクル 2021
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MID-G特集2021 スタディグループ界のオールラウンダー MID-G76立浪康晴立浪康晴(Yasuharu Tachinami)(Yasuharu Tachinami)富山県開業:たちなみ歯科口腔外科クリニック富山県開業:たちなみ歯科口腔外科クリニックMID-G理事(学術A担当)MID-G理事(学術A担当)【学術】MID-Gの新しいコンテンツデジタル総合コースとは憧れのデジタルデンティストリーが自分のものに! 0からでも始められるデジタル総合コース 「レギュラーコース」、「マニュアル作成コース」、「事務局導入・育成コース」、「海外研修コース」に加えて、MID-Gに新たな「デジタルコース」が開設されることになりました。 2020年に前歯部補綴のCAD/CAM冠が保険収載され、適応がさらに広がりました。口腔内スキャナ(Intraoral Scanner;IOS)もCEREC Omnicam(デンツプライシロナ社)で約3,000台、iTero(アラインテクノロジー社)も約3,000台と合わせて6,000台が売れています。IOSを導入する医院が増え、歯科医院のおよそ10軒に1軒はIOSを保有する時代になってきました。もはや「アナログか、デジタルか?」の議論ではなく、“デジタルをどう使いこなしていくか”が焦点となってきています。デジタル化が避けられないのであれば、やはり自分にあった最適な使い方をしたいと思うのはみなさん同じでしょう。 今回、デジタルコースを始めるにあたり、よく寄せられる質問からカリキュラムをまとめてみました(右上表)。 特にA~Cの「クラウン・ブリッジ」、「インプラント」、「アライナー矯正」に関しては各社からさまざまなハードやソフトが提案されていて、それらを体系的に理解して自院の診療に効果的に取り入れるのは簡単なことではありません。そこで、今回MID-Gでは、これらの情報の整理と、よりスムーズに診療に取り入れて最大の効果を発揮できるように、デジタル総合コースをスタートします。本コースのポイントは、1.毎年出てくる最新のデジタルデバイスをいち早くチームとして使用し、その使用感を共有できる2.同じジャンルの機器やメソッドの比較検討ができる3.内容・時間・コストなどの面で、アナログ治療法と比較検討できるの3点です。

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