デンタルアドクロニクル 2021
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91JAID特集治療のそれぞれが大きく変化し、歯科医師のみならず歯科衛生士も診るべき臨床上のポイントについても補足された。 最後に長尾氏から「歯科界がデジタル化したとはいえ、治療そのものや治療哲学は昔と変化することなく大切です。ただ、アプローチの方法が変化しただけです。 歯科治療を通じて患者が自信を持って心から笑顔になれること、そしてしっかり噛めるようになり、真の健康を取り戻すことは、患者の人生の価値を高めるだけでなく、歯科医師、歯科衛生士の存在価値(意義)を高めることにつながるのではないでしょうか。 そのための矯正の新しいアプローチにインビザラインがあるのです。ぜひ、みなさんの臨床に取り入れてみませんか?」とメッセージを送った。 アライナー矯正によるテクニック面のみならず、包括的な口腔内に対するアプローチを中心に顎関節や咬合、う蝕、そして患者対応などについても語られた充実したセミナーであった。インビザラインのアプリやソフトの臨床における使用法についても具体的に述べた。口腔内スキャナーをはじめとしたデジタルテクノロジーによって変わる歯科医療について解説。JAIDでは、オンラインにて矯正治療の相談などのサポートを行っている。横浜の海を背に、会場参加者の集合写真。

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