QDT ダイジェスト見本誌2020
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2QDT 2020 ダイジェスト見本誌32Feature article #1 近年、MI(Minimal Intervation)の概念が叫ばれるようになって久しい。接着修復材料の進歩は凄まじく、以前では考えられなかったようなさまざまな症例への対応も可能になってきている。こうした中、近年とくにMI治療において注目されているのが、間接法でのラミネートベニアやオーバーレイ、接着ブリッジによる治療ではないだろうか。実際に筆者も、以前はクラウンやブリッジなどで対応していた症例に対し、現在ではラミネートベニアやオーバーレイ、接着ブリッジなどによる治療法を選択することも多くなっている。海外の文献でも、これらの症例の長期経過について多々報告されており、今では信頼性の高い治療方法であるといえる。しかし、これらの間接法による補綴・修復治療は、補綴・修復装置のマテリアルスペースや支台歯とのリテンション、着脱方向などの要因により、便宜的に歯質を切削する必要がある。 一方、直接修復治療であるコンポジットレジン(以下、CR)修復治療は、間接修復治療と比較すると歯質岩田 淳 Jun Iwata歯科医師・岩田歯科医院兵庫県高砂市神爪1-6-11Feature Article #1今求められるMIとCR直接修復補綴専門誌であえて考える(前編)はじめに3Aホール午前10/18(日)講演者論文QDT Vol.45/2020 January page 0032QDTでもCR直接修復!2020年1&2月号Feature Article#1 ダイジェスト

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