講演内容 Abstract
現在、子どもの口腔機能の低下が大きな問題となっている。私は「口は食物が最初に入る場所であるから、食物が変われば最初に変わるのは口ではないか?」と考えてきた。かつて甘いお菓子が多い時代は、乳歯のむし歯が多かった。次に、軟らかい食物が増加すると歯周病が増えた。子どもの口腔機能の低下も、これと同じ現象であろう。食生活の変化により、本来獲得されうるレベルまで口腔機能が発達していないのだ。子どもの口は、その時代の“ 食生活を映し出す鏡”といえる。
そこで本講演では、この問題と対応策の最新情報について話してみたい。
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