講演内容 Abstract
前歯部修復において審美性を獲得するためには、天然歯に見られる色調や歯冠形態の再現に加え、歯周組織との生体的な調和が求められる。なかでもサブジンジバルカントゥアやポンティック基底面形態は、歯頚ラインの対称性や歯周組織の維持安定に大きな影響を及ぼす。また、その形態は患者ごとに異なるため、その患者固有の形態を補綴装置に再現するためには、担当医と治療のゴールを共有して綿密に連携する必要がある。本講演では、前歯部修復において口腔内での調和を求めた臨床例を、実際に行った担当医とのコミュニケーションを交えてご紹介させていただく。
-
-
- QDT 2018年6 月号
-
- QDT 2020年1 月号