講演内容 Abstract
現在、歯科業界におけるデジタルソリューションは目覚ましい発展を遂げており、われわれに新たなプランを提供してくれている。また、デジタルの分野だけでなく、材料の進化にともなって技工操作もよりシンプルなものへと移行している。そのひとつが近年のステイン法による補綴装置の需要増加だといえるだろう。また、従来のレイヤリング法においても材料の進化によってフレームデザインに変化がみられるようになった。しかし、過渡期の今だからこそ、これまでに培ってきた技術的な要件を今一度見直し、そこから新たな表現法を模索していかなければならない。今回は、審美領域における個々のニーズに合わせた色調再現法を紹介したい。
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- QDT 2017年9月号