講演内容 Abstract
一般不正咬合患者のなかには何らかの顎関節症状を有する患者が潜在しており、とくに顎関節内障は、咬合や顎顔面形態の形成ならびに矯正治療成績に大きな影響を及ぼすことから、何らかの顎関節症状が検出された場合には適切な検査、診断ならびに治療を行うことがきわめて重要である。しかしながら、歯科矯正臨床における顎関節内障への臨床的対応はいまだ確立しておらず、治療方針に苦慮することとなる。
そこで本講演では、咬合再構成時の顎関節を含めた診断ならびに、その診断に基づいた治療についての臨床的知見を報告する。
-
-
- the Quintessence 2017年11,12月号
-
- 別冊ザ・クインテッセンス 咬合 YEARBOOK 2018/2019─咬合と矯正歯科治療─