講演内容 Abstract
厚生労働省は、健康寿命の延伸を目的に顎口腔領域の主たる治療目標を形態の回復から機能の回復へとパラダイムシフトした。主たる理由として、オーラルフレイルの予防が口腔機能低下症の予防に、さらには要介護の予防につながることが明示されたからである。ひるがえって、教科書には、補綴歯科治療の究極の目標は口腔関連QOLを通じて全身のQOLの維持向上に寄与し、そして健康長寿に貢献することと記載されている。
本講演では、日本補綴歯科学会専門医・指導医・認定研修機関の立場から機能の回復に資する補綴歯科治療について述べてみたい。
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