講演内容 Abstract
口腔疾患においては、炎症と力のコントロールが原因除去のポイントであり、その原因としては歯の位置異常であることが多い。萌出時の異常や萌出後の移動の影響で力学的・審美的・清掃性の問題などを引き起こす。また、その当該歯だけでなく、対合歯や隣接歯の歯質や歯周組織や修復物、または間接的に離れた位置の歯や、顎関節などの問題も発生する。とくに咬合再構成が必要なケースにおいては、術前の診査により、変位の度合いに応じた対応策(矯正・修復・外科など)を決定することが重要である。
本講演では、これらのことについて臨床例をとおして考察していく。
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- QDI 2017年No.6
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- QDI 別冊生涯にわたる顎顔面の成長とインプラント治療