講演内容 Abstract
昨今の歯科衛生士の雇用を取り巻く環境は非常に厳しい。新卒歯科衛生士の求人倍率は20倍を超えているにもかかわらず、毎年約3,000人が歯科衛生士として働くことをやめ、休眠歯科衛生士は14万人を超えている。再就職の最大の障害は「勤務時間」とされており、夕方や土曜日に忙しくなる歯科診療所と家庭のニーズが重なり、マッチしないことが最大の問題である。専門職でありながら、アフターファイブの長時間労働を求められ、かつ他業種に比べて低賃金という現実。働き方改革などという生易しいものではなく、抜本的な経営改革が求められている。
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- the Quintessence 2018年7 〜12月号